日下っ!今日の夜は、現場に入るからJR188をクルマに積んでくれ!
ハイっ!わかりました!
えーとっ・・・・・グラインダー、グラインダーはどこにやったかな?
ちょっと待て、JRは、グラインダーじゃないぞ!(苦笑)
えっ?インパクトレンチでしたっけ?
こらこらこら・・・・(苦笑)
お前、さては型番が良くわかってないな?
JRは、レシプロソーだろう?
・・・・・( ;∀;)
社長、それでしたら最初からレシプロソーと言ってくださいよ!(汗)
あっ!口答えした(一一”)
マキタのレシプロソーは、2台あるけど、どっちを持っていくかわかるか?
型番で読んだ方がいいだろう?
・・・・・( ;∀;)
申し訳ありません。
アッシ、いまだに型番(アルファベット)の意味がわかりません!
詳しく教えていただけますか?
こんかいはマキタのアルファベットについて解説します。
アルファベットが分かると、一目で電動工具の仕様がわかるので覚えとくと便利ですよ!
マキタの電動工具アルファベットとは?
マキタの電動工具は、「アルファベット+型番+アルファベット」で収納ケース・箱に入ってるパッケージの内容を表します。
アルファベットの意味がわかると、次のようなとき役に立ちます。
- 電動工具を購入するとき
- 収納ケースが閉じられてるとき
つい先日、ネットオークションでTD172DRGX の出品をみかけたのですが・・・
- 本体
- 充電器
- バッテリー×1個
- 収納ケース
以上が写真に撮影されてました。
ちょっとおかしいですよね?
なにか・・・問題がありますか?
こらこらこら・・・・(苦笑)
写真の内容だとバッテリーは一個だからTD172DRGXとかいてるとバッテリーが2個付いてないとおかしいぞっ!
トラブルの元だ(苦笑)
出品者も、購入する人も気を付けた方がいい
中には悪質な出品者もいるので、アルファベット通りのセット内容になってるか気を付けてくださいね!
アルファベットが分かると箱の中身がわかる
ホームセンターにいくと、収納ケースや箱に入った状態の工具をみかけると思います。
箱が開けられない状態でアルファベットの表記をみると、パッケージ内容がすべてわかります。
アルファベットの意味をしってると、いろんな場面で役に立ちます!(^^♪
DIY用はMから始まる
マキタの電動工具は「プロ用とDIY用」の2種類があるのをご存知でしょうか?
DIY用は、カラーをみると一目でわかりますが、先頭に付いてるアルファベットでも見分けることができます。
例えば、写真1のラベルを見ると、モデルと書いてる後にM442と表記されています。
Mから始まる電動工具は、全てDIY仕様になります。
↓別ページでDIY用とプロ用工具の違いを解説してます!↓
プロ用充電式工具の最初に付いてるアルファベットでカテゴリーがわかる
プロ用の工具は、先頭がM以外から始まるので直ぐに見分けられます。
例えば、TD172DRGXと表記されてる電動工具は、先頭がMではないのでプロ用です。
オレンジのラインは電動工具のカテゴリーを表します。
TD | インパクトドライバー |
---|---|
TW | インパクトレンチ |
HS | 丸ノコ |
LS | スライド丸ノコ |
JR | レシプロソー |
先頭にアルファベットがないマキタの電動工具
社長!数字で始まる電動工具がありますが・・・・
どんな意味があるんでしょうか?
番号にルールはないみたいだね!
マキタは、1958年に最初の電動工具である「電気カンナ」を世に送り出します。
そのときの、型番が1000番になってる。
詳しくはわからんけど、コード式の工具に多いね!
充電式は、数字で始まる工具はないと思って大丈夫だよ!
マキタの数字の後にあるアルファベットは、法則性がある
つぎに、緑のラインについて説明します。
ミドリのラインは、本体+どんな付属品が付いてるか一目でわかります。
アルファベットで表す付属品の内容は次の通りです!
D=充電式
R=充電器
X=バッテリーの個数
ミドリのラインに最初にきてるDは、充電式の工具に全て付いてるアルファベットです。
「D=ダイレクト」つまり、直流の意味になります。
Rは、充電器になります。
もし、TD172DRと表記してたら・・・
充電式のインパクト本体と充電器がセットになります。
つぎに、Gの意味です。
Gは、バッテリーの容量になります。
- 6.0Ah=G
- 5.0Ah=T
- 4.0Ah=M
- 1.5Ah=SH
ここの表記で「何アンペアのバッテリーが付属してるのか?」が分かります!
TD172DSHXと表記してたらバッテリーはどうなる?
はい・・・本体と充電器・1.5Ahのバッテリーでよろしいですか?
OK!
最後のXについてだけど・・・これはバッテリーの個数を表す!
Xはダブル、つまりバッテリーが2個付きの意味になる。
Zが付くと?
上の写真を見てくれ!
「モデルLS610DZ」と書いてるよね?
つまり、スライド丸ノコLS610の本体だけってことになる!
なるほど・・・・
LS610DZは、充電式のD、本体のみのZってことですね!
それでは、下の写真のHS474もDZが付くので本体のみですね?
そういうことだ!(^^♪
ところで・・・
下にマキタのジグソーのセット品があるアルファベットをみるとJV182DZKとあるけど・・・この「K」は何かわかる?
K・・・・ですか?
もしかしてケースのことですか?
おっ!今日はさえてるね!(笑)
正解だ!
マキタ40Vmaxの場合
マキタの40Vmaxは、これまで説明したルールが変わるから、よく聞いてくれ!
まず40Vmaxは、数字が0から始まる。
例えば、
- TD002GRDXインパクトドライバー
- HS001GRDX丸ノコ
すべて0から始まってるよね!
写真2のグラインダーGA033GRMXは、どうだろうか?
あっ!0から始まってます。
だろう?
数字の頭文字が0から始まったら40Vmaxと覚えといて!
なるほど・・・・分かりました!
アルファベットは、どうなるんですか?
アルファベットも、40Vmaxと18V以下の表記は少し違うから説明する!
40Vmaxは、すべてGが先頭にきます。
意味は、「Next Generation Technology」から取った頭文字になります。
マキタのバッテリーは、独自のスマートシステムを採用し「本体・バッテリー・充電器」で通信しながら「最適給電+最適充電」することができる画期的なシステムです。
数字に続くアルファベットがDではなく、Gの場合40Vmaxになります。
アルファベットが5文字以上の場合は省略
社長っ!質問です!
40Vmaxのインパクトドライバーで、GDXと表記してる場合がありますが、これはどういう意味ですか?
上の写真は「本体・ケース・充電器・バッテリー×2個」なのでTD002GRDXFYとなるんじゃないでしょうか?
表記が長いよな・・・・
FYは、フレッシュイエロー
つまり、色を表す。
この場合は、5文字以上になるのでRを省略するらしい。
マキタは、5文字以上は省略するんだ!
なるほど・・・・充電器は入ってますよね?
大丈夫!フルセットになる!
色の表記は?
もう一つ、質問いいでしょうか?
TD002GRDXの後にアルファベットのOが付いてますが・・・
これは、どんな意味になりますか?
色になる!
マキタは、さいきんカラーバリエーションが増えてるから色を最後に表記してる。
とくに、インパクトドライバーは「オリーブ・ブラック・パープル・イエロー・ブルー」の5種類があるから、覚えるのが大変だよね!
ブルーはコーポレートカラーだから何も書いてない。
- O=オリーブ
- P=パープル
- B=ブラック
- FY=イエロー
になるからね!
とくにオリーブは、
※レビュー記事あります!あわせてみてくださいね!
などで使われてる人気色だ!
アウトドアで使う工具・人気のある工具でよく採用されてるからチェックするといいよ!
カタログに表記してる機能
さて、ここからは機能面について説明する。
カタログや、箱に書いてあるLXTとかBL(ブラシレス)とかいうやつだ!
たくさんありますね…(ToT)/~~~
解説をお願いします!
BL ブラシレスモーター
よく使われてる表記から説明しよう!
まずは、ブラシレスモーター
あっよく見かけます!
どう言った意味ですか?
ブラレスモーターを採用してる。
モーターを使った回転工具に多い表記だ!
例えば、
インパクト
丸ノコ
グラインダー
全部モーターを使ってるよね?
この表記が付いてるとカーボンブラシを交換する必要がない。
つまり、メンテナンスが必要ないってことだ!
AFTとは?
AFTはキックバックによる反動低減機能のことです。
丸ノコ・グラインダーなどの切断工具に付いてる安全装置です。
急な負荷が掛かると、ノコ刃などの回転を急停止するので安全に作業ができます。
キックバックとは?
AVTとは?
低振動機能のことです。
レシプロソー・ハンマードリルなどで採用されています。
振動・振幅が大きな工具についてると振動が少なくなるので作業の効率が上がります。
APTとは?
防滴・防じん機能のことです。
- 湿度が高い
- 埃が多い
などの過酷な環境で作業をする方は、APT機能が高い工具を選ぶと故障などの心配がなくなります。
プロ用の電動工具に、ほとんど付いてる機能ですが安価なタイプについてない場合があります。
防水機能が高いと天候が悪くても屋外で使うことができます。
キャンプ・屋外で使う機会が多いワークライト・インパクトドライバーなどはAPT機能が付いてるタイプをおすすめします。
AWSとは?
無線連動対応のことです。
集じん機と無線連動する電動工具で使われています。
丸ノコ・グラインダー・サンダーなどに付いてる機能です。
工具本体のスイッチ(トリガー・レバー)をオンにすると、集じん機が連動して動くので、いちいちスイッチを切り替える必要がありません。
以上がよく使われてる機能面の表記だ!
プロ用の上位モデルになればなるほど、紹介した表記がたくさんついてる。
用途と予算によって、自分に合った工具を選ぶときに覚えとくと便利だよ。
とくに、切断工具は安全機能をしっかりチェックすることをおすすめする。
逆に言えば、インパクトみたいに、そこまで危険度が高くない電動工具はブラシレスがついてれば十分だ!
char no=”1″ char=”日下くん”]
ハイっ!わかりました!
切断工具のAFTだけは、しっかり覚えます!
[/char]マキタの営業所は修理を受け付けてくれる
マキタは、全国に127か所の営業所があります。
営業所に故障した工具を持ち込むと約3日で修理の対応を受け付けてくれます。
修理のついでに、電動工具が展示してるのでカタログをみたり本体を覗いてみると、工具に色んな表記があるので直ぐにスペックや機能がわかると思います。
覚えておくと便利ですよ!
まとめ
こんかいは、マキタのアルファベットについて解説しました。
40Vmaxが、今までのルールと違いややこしいですが、18V以下は共通のルールになってます。
TD002GRDX
カテゴリ+商品番号+セット内容が表記されてるので、慣れると簡単に分かるようになります。
気をつけて欲しいのはセット内容です。
お値段が安いと思って買ってみたらバッテリーがひとつしか無かったとか
充電器が要らないのに「充電器付きのセットを買ってしまった」とか、「バッテリーが一個しかついてないっ!」といった失敗がなくなるはずです。