マキタ ブロワ―バキュームタイプ MUB187DZ

こんかいのレビューは、マキタの充電式集じんブロワです。

まず買った経緯をお話しいたします。

わたしの会社には、中途半端に広い駐車場があるのですが、秋になると公園の落ち葉が半端なく舞い込んでくる・・・いわゆる「吹き溜まり」となってます。

ホウキで「掃いても掃いても」きりがなく、毎年落ち葉掃除にうんざりしていました。

マキタのブロワMUB001DZで、落ち葉を吹き飛ばすとあっという間に駐車場が綺麗になるのですが、隅に寄せた落ち葉をホウキで回収しないといけません。

よく考えると、散らかってる落ち葉を隅に寄せただけなんですよね。

隅に寄せた落ち葉は、数日すると風向きにより散乱してることがあるのです。

そこで、ブロワ―と集じん機能が一体になってるMUB187DZを買ってみました。

半年使ってみた感想を詳しく記事にしてみたいと思います。

この記事を書いてる人

電動工具を実戦で 使ってる人:社長の甲斐田伸一

こんにちは、中古電動工具の取り扱いを専門とする株式会社アトラスの甲斐田です。私がレビューする電動工具は、最短で1週間から数ヶ月にわたって使用した私物のみです。

私のまとめ記事では、実際に何度も使用した商品を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。工具の買取業者として、耐久性が高く壊れにくい電動工具については深い知識を持っています。

私は価格も重要視していますが、特に使いやすさと丈夫さを重視した電動工具を選んで紹介しています。また、アウトドアが趣味なので、キャンプや釣りに適した電動工具やキャンプ用品についても情報を提供しています。

マキタ・MUB187DZの特徴

MUB187DZは、落ち葉回収のバキュームにブロワ―が付いたタイプ!

駐車場や庭などに散乱した落ち葉を短時間で効率的に回収することができます。

回収した落ち葉を内部のシュレッターで、粉々に粉砕してくれるのでゴミの量が少なくなる優れものブロワーです。

シュレッダーで集めた落ち葉を粉々にできる!

MUB187DZのダストバック

このタイプは、落ち葉の回収と同時に粉砕もしてくれるので、ざっとですがゴミの量が約1/5程度!

ホウキや掃除機を使うよりゴミ袋の量が少なくて済みます。

これは便利です!

バキュームタイプのブロワー ゴミの量が1/5になる

ゴミ袋もタダではないので、経済的にもいいと思います。

MUB187DZのダストバックは、25リットルの大容量タイプです。

一度にたくさんの落ち葉をゴミ袋に捨てることができます。

ちりとりで、チマチマ落ち葉を集めると、なんども袋に詰める作業を繰り返すことになるので面倒ですよね?

大容量のダストバックはゴミを捨てる手間が省けて便利ですよ!

クルーズコントロール付きなので指が疲れない

MUB187DZのクルーズコントロール機能

トリガー式のブロワ―は、風量の調整が簡単にできるメリットがある一方で、長時間使うと指が疲れるデメリットもあります。

そんなときに、オートクルーズ機能が付いてると嬉しいですよね?

マキタのMUB187DZには、もちろんオートクルーズ機能が付きでトリガーの近くにオートクルーズレバーがあるので、トリガーとレーバーの操作を片手で操作できます。

作業を中断することなく操作できますし、トリガーを引きっぱなしで指が疲れることもありません。

短時間しか使わないときは、トリガーを使うことによってバッテリーの節約ができます。

また、長時間使うときはオートクルーズを使うと落ち葉回収に専念することができトリガーの操作で指が疲れることがありません。

落ち葉を集めて・寄せる1台2役のバキュームタイプ

MUB187DZの吹き出し口

バキューム付きのブロワ―は、吸い込みと吹き出しを1台でこなすことができます。

落ち葉を一箇所に集めて、バキューム機能を使うと作業が短縮できるので便利です。

一般的なブロワ―だと、落ち葉を隅の方に寄せるだけなので回収するのに、ちり取りとホウキが必要になります。

バキュームタイプは、集めた落ち葉を吸い取ってゴミ箱に「ポイ捨て」するだけです。

「落ち葉を集める→吸い取り→ゴミ箱に捨てる」を1台でこなせる便利なブロワ―です。

ノズルの長さが調整できる

MUB187DZのノズル調整レバー

MUB187DZのノズルは、6段階の長さに調整することができます。

全長760~1,010mmまで50mmごとに調整できるので、ご自分の身長にあわせて使ってください。

ノズルを短くすると、ブロワ―機能で使うときに重心が安定して使いやすくなります。

機種によっては、ノズルの長さを調整できないタイプがあるのですが・・・・

長さ調整ができるタイプを選んだ方が絶対にいいです。

とくに、短い場合は最悪!腰を曲げて使うことになります。

背の高い男性は1,000mm以上はあった方がいいかと思います。

また、大型のブロワ―なのでノズルを短くして収納すると、スペースを取りません。

キャスター付きなので取り回しが楽になる

MUB187DZのキャスター

充電式の大型ブロワ―は、見た目ほど重くないのですがMUB001GZやMUB184DZに比べると若干重くなってます。

とくに、濡れた落ち葉を回収すると、本体が結構重くなってしまいます。

そんなときに、キャスター付きのバキュームは取り回しが楽で便利です。

雨が降っていても、濡れた落ち葉を回収できる吸引力があるので天候に左右されることなく作業ができます。

水分を含んだ落ち葉は重いですからね!

ダストバックは、大容量の25ℓ

MUB187DZのダストバック

ダストバックは、25ℓあるのでちょっとした駐車場の落ち葉回収であれば、十分間に合います。

ダストバックの脱着もワンタッチなので、ゴミ捨てもかんたんです。

MUB187DZのダストバックファスナー

家庭用の45ℓゴミ袋にスッポリ入るサイズなので、ゴミや落ち葉が散らかることがありません。

ファスナーの開口部分も大きくなってるので、ゴミ捨ても簡単です。

回収した落ち葉やゴミが途中で詰まることもありません。

MUB187DZの残念なとこ・・・デメリット

日下くん日下くん

社長、読んでる方にMUB187DZのデメリットを教えていただけますか?

カイダ社長カイダ社長

デメリットね・・・

買ったときに思ったのは、バキューム機能よりブロワ―機能だね。

あれ、思ったほど風の勢いが強くないなと感じたくらいかな・・・・

その辺から、解説していこうか!

日下くん日下くん

よろしくお願いします!

ブロワ―モードは、思ったより強くない

MUB187DZの風量

ブロワ―モードを使って、落ち葉などを吹き飛ばすと「あれっ?そんなに風の勢いがないな?」と思いました。

大型のブロワ―なので、如何にもパワーがありそうに見えますが、一般的なブロワーより少し強い程度だと思ってください。

MUB187DZのノズル先端

上の写真で確認できますが、吸引口と排出口の上下に分かれています。

小さいほうの、ノズルから風がでるので、それほど勢いがありません。

わたしも最初、大きなノズルから風をはきだすもんだと思ってましたが小さい方から吐き出すようになってるので勘違いしないでくださいね!

形が似てるMUB184DZやMUB001DZとパワーが一緒だと思ってると、少しがっかりするかもしれません。

※別ページでMUB184DZとMUB001GZのレビュー記事あります!

あわせてみてください。

マキタMUB184DZをレビュー洗車で使える18V最強のブロワー

マキタ・充電式ブロワー40Vmax最強のMUB001GZレビュー

落ち葉以外は、吸い込まない方がいいかも・・・

ビニールひも
(ビニール紐・植物のつるはモータに絡まる恐れがある)

もともと、落ち葉の掃除をするバキュームタイプのブロワーなのですが、使ってるとついつい色んなゴミを吸い取りたくなります。

とくに、ひも状のゴミは気を付けてください。

吸い込むと、けっこうな音がして内部で絡まってしまいます。

吸引力が低下して、モーターが無理をしてしまうようです。

また、石についてですが小石程度であれば全然もんだいありません。

以前わたしの動画をみて「吸引力が弱いのではないか?」とコメントをくれた方がいました。

多分ですが、吸引力が強すぎると大きな石や鉄などを吸い込んでシュレッダーが破損する恐れがあるのである程度の吸引力にしてると思います。

植物や木片程度であれば壊れる心配はありません。

安心してください。

「鉄・ひも状のゴミ・ノズルに入らないような大きなゴミ」が無ければ、掃除機の役割をしてくれます。

むしろ、ハンディタイプの掃除機よりもゴミをよく吸い取ってくれます。

バキュームタイプの中では値段が高い

日下くん日下くん

やっぱり、AC機に比べると値段が高いですよね!

他メーカーでAC機だと、10,000円くらいで購入できますが20,000円前後のバキュームブロワ―って買う価値があるんでしょうか?

カイダ社長カイダ社長

おっ!痛いとこつくね・・・(苦笑)

確かに、セット品(バッテリー・充電器付き)だと40,000円を超えるからね。

高いよな・・・

ただ、大型のブロワ―は広い駐車場や庭を掃除するときに向いてるタイプなんだよ!

昔、リョービのRESV-1000を使ってたけど、わずかな落ち葉を拾うためにコードを巻いたり伸ばしたりするのが億劫でね・・・・

これだったら、ホウキの方がいいやと思って、ほとんど使わなくなった。(笑)

日下くん日下くん

なるほど、MUB187DZだったらコードの準備がいりませんしね・・・

毎日、掃き掃除する方は、わずらわしさから解放されるのでバッテリー式がいいかもしれませんね!

本体が大きいので収納場所に困ることも・・・

MUB187DZの収納場所

ノズルを短くできるブロワーですが、本体の長さは最短で760mmとなってます。

やっぱり、大きなブロワ―です。

しかも、形が悪く自立して置くことができません。

ダストバックが付いてると安定感がない

バッテリーとダストボックスを付けた状態だと倒れてしまいます。

かと言って、壁などに吊るすのも結構やりにくい形をしてるんですよね!😰

棚に置くか?それとも壁に吊るすか?

どっちにしても、収納場所に困るブロワ―です。

ご自宅に倉庫などがあれば問題ないと思いますが、玄関などに置いとくと結構邪魔になります。

大型のブロワ―は、凄く便利でいい仕事をしてくれますが・・・

いちばんのデメリットは、収納場所がない!←これかもしれません。

集じん袋の掃除が大変

MUB187DZのダストバック掃除

ダストバックの掃除が、けっこう面倒くさいです。

水をかけたくらいでは、なかなか落ち葉の屑など洗い流すことができません。

ブラシを併用してゴシゴシ擦ってください。

ただ、まめに掃除する必要がないダストバックなので汚れが気にならない方は、そのままで使っても大丈夫です。

掃除機のフィルターみたいに根詰まりすることは、ほとんどありません。

水をかけて掃除するのが面倒な方は、布団たたきで埃を取り除くだけで大丈夫です。

密集した落ち葉を回収するときによく詰まる

乾燥した落ち葉は、詰まることがほとんどないのですが、雨が降った後の湿気を含んだ落ち葉をいっぺんに吸い込むと詰まることがあります。

上の写真のような状態です。

とくに、落ち葉の下の方が湿ってるとよく詰まってしまいます。

使い慣れていないと最強で吸い込みたくなりますが、トリガーを使って弱めで吸い込んでください。

いきなり、トリガーを思いっ切り引くと、いっぺんに落ち葉が吸引口に集まってしまうので上手く吸い込むことができません。

詰まってしまったら、吸引を弱くするか、足で落ち葉を払いのけると問題なく作業を続けることができます。

MUB187DZのいいとこ!

日下くん日下くん

それでは社長・・・MUB187DZのメリット(良いとこ)を教えていただけますか?

カイダ社長カイダ社長

わかった!

メリットはたくさんあるけど使っていて楽しいことだよ。

日下くん日下くん

楽しい・・・?( ;∀;)

カイダ社長カイダ社長

そうだ!なにか?(一一”)

日下くん日下くん

いえ・・・なんでもありません。

たしかに、わたしも最初使ったときスッキリするような感覚にはなりました。

すごい勢いで落ち葉を吸い込んでくれるのでスカッとした気持ちになったような・・・

カイダ社長カイダ社長

そうだろう?!

このブロワーは、掃除の楽しさをおしえてくれる電動工具だ!

その辺を詳しく解説する!

 

掃除機よりゴミの回収がはやい!

落ち葉回収に特化したバキュームタイプのブロワですが、掃除機の代わりとして使うこともできます。

玄関などでブロワー機能を使うと埃が舞い上がって家の中が埃だらけになることってないですか?

そんな時に、MUB187DZのバキューム機能を使うと埃が舞い上がる心配がありません。

また、吸引口が大きく吸引力も強いので、下手な掃除機より掃除がはやく終わります。

ゴミ袋が節約できる

草刈りの後のゴミ回収

冒頭でも書いてますが、ゴミの量は1/5程度まで減らすことができます。

埃・砂・泥・おが屑・紙などは、そこまで減らすことはできませんが、葉っぱや草などの回収をするときにシュレッダー機能が威力を発揮します。

晩秋になると、ゴミ袋を何個も用意して落ち葉掃除をしてましたが驚くほどゴミ袋が少なくて済みます。

余談ですが、庭がある方は落ち葉を回収した後にゴミ袋を使うのではなく、腐葉土を作ってみてはいかがでしょうか?

MUB187DZが落ち葉を粉々にしてくれるので、短期間で良質な腐葉土ができると思います。

家庭菜園をしてる方は、トライしてみてください。

※草刈り後の回収は、芝以外は少し無理があります。

とくに、ひも状のツルは吸い込むと絡まる恐れがあるのでやめてください。

葉っぱや長さが短い雑草であれば大丈夫です。

茎が硬すぎたり、枝を吸い込むとよく詰まります。

バキュームのブロワ―は使うと面白い!

MUB187DZは使ってみると面白い

さて、メリットの最後になりました。

わたしは、大の面倒くさがりですがMUB187DZを使うと掃除が楽しくてたまりません。

これは本当です。

1年使ってないので、物珍しから楽しいだけかもしれませんが、こんなに簡単に落ち葉の片付けができるのでスッキリします。

洗車をした後にワックスを塗って一服するような感覚です。

わかりますか?(笑)

昔は、落ち葉を集めたあとに燃やすこともできましたが、今はそうはいきません。

焚き火なんかしてると苦情が出る嫌な世の中になりました。

しょうがなく、落ち葉をせっせと集めてゴミ袋に詰めていたのですが、バキュームタイプのブロワーは本当に便利で使うと楽しい電動工具ですよ!

MUB187DZのスペック

集じんと吹き飛ばしを一台でこなすバキューム付きブロワーです。
オートクルーズ機能付きで、操作がかんたん!

落ち葉の掃除を手を汚すことなく行えます。
広い駐車場でも、短時間で楽に作業することができるので女性やお年寄りでも楽しく落ち葉を回収することができます。

電源 ブロワー風量 風速
18Vバッテリー式 3パターン 最大:64m/s
集じん風量 集じん容量ℓ 重量
6.1㎥/min 25ℓ 3.7kg
サイズ 作業時間 集じんBL1830B使用時 参考価格 本体のみ
長さ760~1010×164×365mm 強7分~弱19分 税別28,000円

まとめ

こんかいは、マキタのバキューム付きブロワーMUB187DZをレビューしました。

正直にいうと、落ち葉の掃除はMUB001やMUB184DZなどバキューム機能がついてないブロワーの方がはやいです。

ざんねんながら、図体の割にブロワー機能(風を送る機能)は、MUB187DZの方が弱くなってます。

ただし、MUB001GZ・MUB187DZは一箇所に落ち葉を寄せるか、ちり取りなどで回収しないといけません。

この手間を省いてくれるので、バキュームタイプのブロワ―は人気があるんだと思います。

また、草刈りでもいい仕事をしてくれます。

刈った草を粉々にしてくれるので、雑草の処分が非常に楽になります。

落ち葉掃除に悩んでる方は、一度使ってみてください。

ビックリするほど楽で、作業がはやくなりますよ!

また、使ってたのしい電動工具です!

最後に別ページでおすすめのブロワーを紹介してます。

あわせてみてください!

ブロワーおすすめ「充電式・コード式15選」洗車と落ち葉掃除が楽になる