充電式サンダーの決定版BO180DZの画像

こんかいのレビューは、マキタのランダムオービットサンダーBO180DZです。

わたしの会社は、中古品の店舗設備などを取り扱う会社なので磨きは欠かせない作業になります。

そんなとき、もっとも活躍するのがランダムオービットサンダー!

研磨力も高く、錆取りや塗装の下地処理に欠かせないアイテムです。

もともと、ハイコーキのSV13YBを持ってるのですが、研磨作業中に粉じんが舞うので室内で使うと埃だらけになってしまいます。

そこで、屋外にもっていける充電式のBO180DZを買ってみました。

やっぱり、充電式は良いですよね?!

どんなとこでも、作業ができます。

これで、室内が埃まみれになることはありません。

ただ、いいことばかりじゃないので、いままで使っていたハイコーキのSV13YBと比べながらBO180DZの残念なとこもしっかりお伝えしたいと思います。

BO180DZについて

BO180DZは、偏心運動に細かい振動を加えたダブルアクションサンダー!

円を描きながらランダムに振動し研磨することで強い研磨作業ができることが特徴です

バフを交換すると、クルマの鏡面磨きにも使うことができる万能タイプのサンダーなので初心者の方が最初に揃えるのであればランダムオービットサンダーがおすすめ!(^^)/

マキタ サンダーBO180DZとSV13YB

充電式のBO180DZは、AC機のSV13YBと同じくらいの作業能力があります。

コード式のハイコーキSV13YBと比べても全くパワーの差は感じられません。

回転数は、1,000min⁻¹ほどの差があるのですが、研磨力が弱いと思ったことはないので安心してください。

BO180DZの残念なとこ(デメリット)

ハイコーキプロ用とDIY用のランダムサンダー

BO180DZは

  • グリップ部分が広くてSV13YDに比べると持ち難い
  • バッテリーをつけるとSV13YBより重い
  • 体高が高く少しバランスが悪い

といったデメリットがあります。

他にもランダムオービットサンダーは、ペーパーの1枚当たりの単価が高く、ランニングコストがかかります。

マキタのBO180DZも、円形のサンドペーパーを取り付けて作業することになるので、ランニングコストが気になる方は、オービタルサンダーを使った方が経済的です。

ここからは、BO180DZとSV13YBを1年以上使っていてBO180DZの使いにくいと感じること(デメリット)をいくつか紹介します。

BO180DZはグリップ部分が大きく持ちにくい

マキタサンダーBO180DZのグリップ部分

マキタのBO180DZは、グリップ部分が「ずんぐりむっくり」で少し握りにくく感じます。

持ちやすさに関して言えば、SV13YBの方が横幅が狭くなってるので力が入りやすいです。

グリップ部分にスリッドが入ってるのもSV13YDで、指が溝にロックするような感覚になってます。

BO180DZが、持ちにくいと言うわけではないのですが、持った感覚はSV13YDの方が手にフィットします。

わたしは、手が小さいので手が大きな人であれば問題ないと思います。

また、バッテリーの位置が手のひらの付け根部分に当たるので、磨きをかける角度によって少し邪魔になるときがあります。

SV13YBに比べると体高が高くバランスが悪い

BO180DZの全体像

持ったときのバランスも決して良いとはいえません。

BO180DZは体高が高くどちらかと言うと長方形に近い感じです。

厚みのあるスポンジバフを付けると、体高の高い欠点が際立ちます。

makita サンダーでの磨き作業BO180DZ

平面を磨いてるときは、気にならないのですが縦方向にサンダーを当てるとパッド部分が面にたいして、しっかり当たらずコントロールが難しくなります。

また重量が1,72kgあるので、長時間磨きをかけると腕が疲れる欠点もあります。

バッテリー式は、どうしても重量があるので縦方向に磨きをかけるときはコード式の方が楽です。

BO180DZのいいとこ(メリット)

バッテリ-式の良いとこは、どんな電動工具にも言えますが電源がない場所でも使えると言うことです。

これは、大きなメリットです。

コードが無いと作業中にコードに引っかかってつまずくこともありませんし、コードの長さが足りなくて電源が抜けたりすることもありません。

ほかにもBO180DZを使っていて、「やっぱりいいなぁ」と感じたことをいくつかピックアップします。

BO180DZは振動が少ない

マキタサンダーBO180DZ

長期間2機種を使って、ここはBO180の方が全然いい!と感じるのは振動です。

ハイコーキのSV13YB、使いやすいサンダーですが振動がダイレクトに腕に伝わります。

カイダ社長カイダ社長

どうだ日下っ!使ってみた感想は?

日下くん日下くん

いやっ!社長が言う通り全然こっちの方が振動がないですね!(^_-)

これ、マジで使いやすいです!

カイダ社長カイダ社長

そうだろう?

こんかいは、ここを伝えたかったんだよ!

SV13YBは、振動が強すぎて力をいれないとすっぽ抜けそうにならないか?

日下くん日下くん

おっしゃる通りです。

非力なアッシは、SV13YDを使ってると握力がだんだんなくなってしまいます。

BO180DZは、軽ーく押さえてるだけなんで全然つかれません!

これは、凄い!

スイッチの切り替えがすぐにできる

マキタサンダーBO180DZのスイッチ

スピード調整のボタンが丁度いい位置にあるので、作業をストップすることなく切り替えができます。

ネット通販のレビュ-をみてると、ボタンの操作性がよくないと言ったコメントをみかけますが大丈夫です。

操作性は、わたしが使ってる限り全然問題ありません。

むしろ、急にサンダーを止めたいとき0ボタンがあるので、すぐにストップすることができます。

ハイコーキサンダーSV13YBのスイッチ

ハイコーキSV13YBは、指をスライドすることになるので操作性はマキタの方が全然いいです。

収納は、バッテリー式がスッキリと片付く

マキタ・ランダムサンダーBO180DZ

コードがないので収納性は抜群です。

しかも、バッテリーを外すとコンパクト!

SV13YBは、コードがあるので片づけるのも面倒くさいときがあります。

それからコードがないと準備も簡単ですよね?!

バッテリーをセットしてスイッチを押すだけ!

仕事中にちょっとだけ、削りたいときってありますよね?

そんなときは、断然BO180DZの方が便利です。

延長コードを用意して、電源を差し込んで・・・

終わったらコードを巻いて延長コードを片付ける・・・

コード式のSV13YBはすごく面倒くさくなります。

速度調整が付いてるので、色々な作業に使える!

マキタサンダーBO180DZ

冒頭で申し上げましたが、ランダムサンダーはバフを交換すると

  • 木材の表面を削って手触りを良くしたり
  • クルマの鏡面磨きに使ったり
  • 鉄製の錆をおとしたり

1台で色んな作業ができるオールマイティーなサンダーです。

そのオールマイティーなサンダーに速度調整がついてると更に作業の幅が広がります。

BO180DZは低速で7000min⁻¹・中速で9000min⁻¹・高速で11000min⁻¹のスピード調整が可能です。

スピード調整が付いてるので洗車用でサンダーが欲しい方にもおすすめです。

洗車にBO180DZは使えるのか?

サンダーとポリッシャーの違い

結論から言うと「使えます」

サンダーとポリッシャーは、機能面で違いはありません。

回転数が違うだけです。

サンダーとポリッシャーを見分けるには

  • 集塵ダクトがついてるサンダー
  • 集塵ダクトが付いてないのはポリッシャー

といった外見の違いがあります。

機能は、ほとんど一緒なのでバフを交換すればクルマ磨きにも使えます。

ただし、条件があるので注意が必要です。

次の章で詳しく説明します。

クルマの傷けしは不向き

クルマの傷消しに不向きなランダムサンダー

クルマのボディについた傷を消すためにBO180DZを購入するのはおすすめしません。

ランダムサンダーは、研磨をするときに上から強く押さえつけると回転が止まる特性があります。

つまり、傷を消す為に必要な回転力とトルクがランダムサンダーでは足りないと言うことです。

クルマの傷を消すには、ギアアクションタイプのサンダーを使い、鏡面仕上げでBO180DZを使ってください。

研磨と洗車を一緒にするのをおすすめしない理由がある

BO180DZを洗車で使うのは不向き

わたくし経験上ですが鉄粉が付いたサンダーでボディ磨くと洗車傷が増えてしまうので使い分けた方がいいと思います。

サンダーは、さび落としで使うと鉄粉などが本体の側面などに付着してることがあり振動を加えるとボディに落ちてしまいます。

サビを落とすサンダー・鏡面磨きのサンダーもったいないですが分けてください。

わたしはBO180DZをこんな作業で使ってる

makita BO180DZ使い方方

わたしは、木工でBO180DZを使うことはほとんどありません。

業務用のマジックリンを吹き掛けた後に、スポンジバフを付けて汚れを落としています。

それから、コンパウンドで設備を磨くときに仕上げで使うことがほとんどです。

どちらかというと、クリーニングで使っています。

鉄板の研磨で使えるディスクグラインダー

もちろん、錆びを落としたりすることもできますが酷い錆は、ランダムサンダーでは時間がかかるのでディスクグラインダーを使った後に仕上げでBO180DZを使うようにしてます。

まとめ

こんかいは、BO180DZを紹介しました。

ランダムオービットサンダーは、色々な用途に使えるので、どのサンダーを買えばいいのか迷ってる方は、先ずランダムサンダーを買ってください。

正直言うと、マキタの18Vバッテリーを持ってるのあれば買いですが、持ってないのであればSV13YBで十分かなと思います。

他メーカーの、コード式のランダムサンダーでも大丈夫です。

マキタのBO180DZは、値段が高すぎます。

もちろん、それに見合った耐久性や使いやすさは十分あるので買ったら損とは言いません。

スピード調整がついてるランダムサンダーは、塗装の下地処理・木工のサンディング・クルマのポリッシング・クルマの鏡面仕上げなど幅広い用途で使えます。

BO180DZ、こんかい使ってみていちばんのおすすめポイントは「振動が少ない分コントロールがしやすい」ことです。

最後になりましたが、別ページでおすすめのサンダーを紹介しています。

どのサンダーを選ぶべきが迷ってる方は「サンダーおすすめ10選「磨き・仕上げ」で使う4タイプを紹介!」もいっしょにみて下さい!