
こんかいは、ハイコーキの保冷温庫UL18DCをレビューします。
かなり良く出来た保冷温庫です。
2022年7月に出たばかりの保冷温庫なので、ライバル会社のマキタから販売されてる「CW001GZ・CW002GZ・CW180DZ」の欠点を、よ~く研究してきてます。
結論から言うと、マキタの保冷温庫よりハイコーキのUL18DCが完成度がたかいです。
マキタの保冷温庫を買いたいなぁ~とおもってませんか?
ちょっと待ってください。
保冷温庫はハイコーキの方が全然上です。
マキタを圧倒してます!
このページを見てる方は、マキタか?それともハイコーキか?どっちにするか迷ってるんじゃないでしょうか?
正直申し上げると・・・わが社の親方は、根っからのマキタユーザーです。
ですが、UL18DCはマキタの保冷温庫よりすごーく気に入ってるみたいです。
親方は、いつも口癖のように「ハイコーキは、プロ用の電動工具は良く出来てるけど・・・レジャーで使う商品がイマイチなんだよな~」とぶつぶつ言ってました。
そんな親方も、UL18DCは大絶賛してます。
こんかいは、UL18DCを使った感想を親方にお聞きしてます。
このページをみるとUL18DCの「いいとこ・悪いとこ」が詳しくわかります。

親方っ!
2週間、貸していただいたので何とか頑張って書きますが、足らないとこはご教示ください!

分かったよ!しっかり頼むよ。
それはそうと・・・おまえ、これ(UL18DC)移動してるときホントに腰を痛めたんだって?

ぎっくり腰になってしまいました・・・・
トイレにも立っていけない状態になりまして。。。
お、おもくておもくて

また、おおげさな・・・汗
おまえ、運動不足なんだよ。
そんなに重くはねーよっ!
まぁ、保冷温庫って重さも大事だよな・・・・
UL18DCとは?

UL18DCとは、ハイコーキが販売してる保冷温庫
- UL18DA 容量25ℓ
- UL18DB 容量25ℓ
の新型となります。
ハイコーキの充電バッテリーを使うことで飲み物や食材を長時間保存することができる「持ち運び式の冷蔵庫」です。
冷たい物を保冷するだけではなく、温かい物も保温できるのでアウトドア・現場作業・家庭でも使えるといった特長がります。
UL18DCのデメリット・残念な点

買ったとき気が付かなかったデメリットを、まず一つ取り上げます。
ここは、所有者のわたしが詳しく解説します。
UL18DCは、本体のみとバッテリーセットで購入することができます。
セット購入の場合は、マルチボルトBSL36B18が付属されています。
BSL36A18に比べ1.6倍電池容量が多いタイプです。
わたしは、UL18DCを本体のみで購入しました。

理由は、他の電動工具でつかう容量の少ないバッテリーをたくさん持ってるからです。
つまり、普段バッテリー容量が少ないBSL36A18を普段使ってます。
このバッテリーを使うと電池持ちが悪く最低温度にセットすると、バッテリー×2個で使っても5時間くらいしか持ちません。
※2室で-18℃の場合
外気温が高いと5時間を切るんじゃないでしょうか?
ほんとあっという間です。
誤解しないでほしいのですが、電池とUL18DCの性能が悪いわけではありません。
※他メーカーと同等の性能なので安心してください。
UL18DCに限っては、容量の多いバッテリーBSL36B18をメーカーは推奨してます。
こちらのバッテリーの方が、実用的です。
出費が増えますが容量の大きなバッテリーを揃えてください。
実用時間が倍近くに増えます。
やっぱり、バッテリーと本体セットで買った方がいいかもしれません。
セットで買うと、バッテリーBSL36B18も少し安くなります。
-
BSL36B18バッテリー
インパクトドライバーなどで使われてる、2.5Ah通常バッテリーより容量が多いタイプです。2個持ってると、1日のお仕事やアウトドアで電池切れの心配がなく使えます。
収納庫の横幅が少し狭い

社長の第一印象は・・・・「収納庫の幅がすこし狭い」と感じたそうです。
マキタの保冷温庫は、横幅が広くなってます。

ハイコーキのUL18DCは、2ℓのペットボトルを縦に収納できるのは良い点です。
がっ、横幅が狭いため下にある「食品と飲み物」が取りづらいそうです。
また、仕切りを付けるとスーパーで買った冷凍パックに詰めてある食材が入らないと言ってました。
そういった意味では、マキタの保冷温庫の方が幅が広くて食材の出し入れが、しやすい利点があるかもしれません。
ハイコーキのUL18DCは、2ℓのペットボトルが縦に入るのが売りみたいですけど、あとほんの2~3cm横幅が欲しかったです。
重量が重い

重量は約14,2kgとなってます。
社長は、重くないと言ってますが、非力な私はメチャクチャ重く感じてしまいます。

ちなみに、わたしは48才のオッサンです。
つい先日、UL18DCをクルマに積んでるときに「ぎっくり腰」になってしまいました。
空の状態だったのですが、体制がわるく背中を「ドスッ」とハンマーで殴られて様な感覚になって、そのばにうずくまってしまいました。(笑)
わたしが、ぎっくり腰になったからという訳ではないのですが、クルマの助手席に積み込むのは無理があります。
保冷温庫の中に飲料水なんかを入れて持ち上げると絶対無理です。
バッテリーを2個いれると、当たり前ですが更に重くなります。
とにかく、サイズはちょうど良いと皆さんいってますが、非力なわたしは重いと思います。

「重いなぁ」とおもったらショルダーベルトを使うと、楽に持ち上げることができるそうです。
ベルトを首の後ろにまわして、身体ぜんたいを使うといくらか軽くなります。
女性の方は試してみてください。
助手席に載せて使うと便利?

これは、親方の意見なんですが、一部動画で「助手席に載せて使うと便利!」と紹介してますが、やめた方がいいです。
親方は、否定的なことを言ってます。
助手席に積み込むと「ブレーキをかけたとき・カーブを曲がったとき」に安定感が悪く保冷温庫が転げ落ちるそうです。
ショルダーベルトを座席シートにかけて固定するのも面倒なのでおすすめしません。
助手席に積み込むのは、やめましょう。
後部座席や安定感の良い平らなとこに置いて移動するのがベストです。
助手席の足もとにUL18DCを置くスペースがあるのなら問題はないそうです。
これは、UL18DCの欠点ではないので、デメリットとして取り上げるべきか迷ったのですが・・・・
助手席に積んで使う予定の方は、おすすめしない使い方だと思います。
収納バックを標準で付けてくれると、もっと良かった
「バックが標準でついてない」ここが残念!
仕切り板もそうですが、アダプターも大きくて、けっこうな荷物になります。
仕切り板は、使わないときがあるので収納できるバックを買った方がいいかもしれません。
移動して持ち歩くときに、「付属品の収納に困る」といったデメリットもあります。
オプション品じゃなくて、最初から収納バックをつけてくれるとありがたいのですが・・・・
UL18DCのメリット・いいとこ

ここから、一部マキタの保冷温庫と、比べながらメリット(いいとこ)を取り上げていきます。
- バッテリーの充電ができる
- ドレンコックがついてる
- ハンドルの角度が工夫されてる
- 充電時間が短くなった
- 音が静かなこと
- USB端子が2タイプついてる
以上になります。
6項目あるメリットを詳しく解説します。
ステップ1:バッテリーの充電ができる
UL18DCは100Vに電源をつなぐと保冷・保温をしながらバッテリーの充電ができます。
これは、マキタ保冷温庫にはない機能です。
この機能がメチャクチャ便利で、買い物のときに威力を発揮します。
例えば、クルマで買い物にいったときに、100Vの電源に保冷温庫をつないでおくと、エンジンを切ったときに自動で100V→36V充電バッテリーに切り替えてくれます。
つまり、エンジンを切っても継続的に保冷と保温をしてくれるそうです。
また、エンジンをかけると100Vを優先するのでボタンを操作する必要がありません。
バッテリーを付けておくと安心して冷凍・冷蔵の食品が継続的に冷やせます。
買い物が終わってエンジンをかけると、エンジンを切ったときに消費したバッテリーを充電してくれるので保冷・保温の時間が長くなります。
マキタは保冷温庫にセットしたバッテリーを充電することができません。
- マキタ保冷温庫は、セットしたバッテリーの充電ができない
- ハイコーキは、保冷温庫にセットしたバッテリーが充電できる
ここが、マキタの保冷温庫とハイコーキの保冷温庫の決定的な違いです。
充電器がなくてもバッテリーが充電できるUL18DC
マキタの保冷温庫は、バッテリーをつかう場合に充電をする必要があります。
つまり、「保冷温庫+バッテリー+充電器」の三点をセットで購入しないといけません。
一方のハイコーキは、保冷温庫本体で充電ができるので「保冷温庫+バッテリー」でけで使えることになります。
コスパでみてもUL18DCに分がありそうです。
保冷温庫の使用時間を比較
機種名(バッテリー2個使用時) | 室内設定温度 -18℃ | 室内設定温度 5℃ |
---|---|---|
マキタ CW180DZ BL1860B(18V 6,0Ah使用時) | 約5時間 | 約17時間 |
マキタ CW001GZ BL4040B(40V 4,0Ah使用時) | 約7.5時間 | 約22時間 |
ハイコーキ UL18DC BSL36B18(36V 4,0Ah使用時) | 約8時間 | 約20時間 |
つぎに、使用時間の比較をしてみましょう!
上の表は、バッテリーを2個装着したときの使用時間です。
保冷温庫の収納容量やスペックが異なるので、比較がむずかしいのですが「マキタは20ℓ・UL18DCは16ℓ」と4ℓの差があります。
若干ですが、使用時間に関してはマキタに分がある言っていいでしょう。
しかし、ハイブリッドタイプなので、クルマなどに積載して使うとマキタの保冷温庫よりも長く保冷・保温ができます。
ステップ2:ドレンコックがついてる
じつは、親方はCW180DZも2年くらい使ってますが「掃除がやりにくいので嫌だ!」と言ってます。
保冷温庫って使ってると食材の汁や飲み物がこぼれたりすることがあるそうです。
臭いを取るために、水洗いをするとmakitaのCW180DZは水抜きができず洗うのが大変だそうです。
そうです!
マキタの保冷温庫には、ドレンコックが付いてないのです。
これが、絶対ダメだと言ってます。
「保冷温庫を傾けて水を抜けばいいじゃないか!」という方もいるかもしれませんが・・・・
想像してください!
ただでさえ重い保冷温庫です。
その中に水がはいると、とてもじゃないですけど持てたもんじゃありません。
しかも、保冷温庫って冷媒ガスが入ってるので極端に傾けるとよくないそうです。
これでは、魚介類を入れるのに躊躇してしまいます。
その点、ハイコーキのUL18DCにはドレンコックが付いてます。
水洗いができるので、臭いも取ることができてキレイに使うことができます。
余談ですが・・・・
親方は、保冷温庫に魚を3週間放置してたそうです。
マキタの保冷温庫も優秀で、倉庫に置いてても保冷温庫の中から臭いは一切しなかったそうです。
保冷温庫を開けたら「この世の物とは思えない臭い」がしたそうで・・・(笑)
魚は溶けて、ビニールの中でドロドロの液体状になって凄いことになってたそうです!
このとき、水洗いができないとダメだな・・・といってました。
ステップ3:ハンドルの角度が工夫されてる

ハイコーキのハンドルには、細かい工夫がしてあります。
「角度」です。
この、「ハンドルの角度」がよく考えられていて、ハンドルを持ち上げたとき本体が必要以上に傾くことがないようになってます。
保冷温庫は、冷媒ガスを使ってるので30°以上傾けるとあまりよくないそうです。
詳しくは、わかりませんがコンプレッサー方式なのでオイルが冷却装置に流れ込んだりして故障する可能性があるんじゃないでしょうか?
UL18DCは、ハンドルが長くなってるので上の写真のように本体があまり傾かないようになってます。
この角度が絶妙で、楽に本体を転がすことができるんです。
ハンドルの付け根をよ~くみると、ストッパーみたいなものが付いてるのでハンドルを持ったとき、ちょうどいい角度になります。
本体を傾けないといった利点もあるのですが、ハンドルが長いので身長が高い男性でもあまり屈まなくていいんですよね!
楽~に運ぶことができますよ!
UL18DCは、ハンドルひとつ取ってもよ~く工夫されてます。
持ち運びに関しても、CW180DZより全然いいです!
マキタのCW180はハンドルが短いので中腰にならないと本体が大きく傾くことがあります。
保冷温庫は本体が重いので、マキタは持ち運びがしやすいように、もう少し工夫が欲しいですね!
ステップ4:充電時間が短くなった
この辺は、サラッと解説します。
充電時間が、UL18DBに比べると短くなってます。
これは、嬉しいですよね!
UL18DBと比べると1時間40分も短縮できてます。
ステップ5:音が静かなこと

わたしは、親方からUL18DCを見せてもらったときに、いちばん感心したのは「音が静かなこと」です。
これには、ビックリしました。
わたしが日頃思ってる電動工具に対してのイメージは「とにかくうるさい」←これです!
さいしょに、電源を入れたとき「ホントに動いてるの?」と思ったほどです。
静かな場所で使うと、モーター音が気になることがありますが微々たるもんです。
保冷温庫内の温度が上がるとモーターが駆動するので、そのときは少し音がしますが、規定の温度になると、まったく音がしないようになってます。
これは、ビックリするレベルだと思います。
ステップ6:USB端子が2タイプついてる

ハイコーキUL18DCは、USB端子が2タイプついてます。
※type-Cとtayp-A
これも、マキタの保冷温庫より優れてるとこです。
マキタの保冷温庫には、Aタイプの端子だけしか付いてません。
2つ付いてても、どうってことはないんですが少しでもマキタの保冷温庫よりいい物を作ろうといったハイコーキの意気込みが感じられます。
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おすすめのポイント
マルチボルトバッテリーを充電しながら保冷と保温が同時にできる携帯型の冷蔵庫です。
マキタの保冷温庫は、この機能がありません。
長時間の移動・2室を別の温度で管理できます。
2室の温度差は60°まで可能です。
ドレインコックが付いてるので内部の水洗いもかんたんにできます。
サイズ | 重さ | 温度設定 |
---|---|---|
25種類 | 14kg | -18°~60° |
保冷時間2室 -18° | Amazon価格 | Amazon総合評価(5段階) |
BSL36B18使用 電池2個:8時間 電池1個:4時間 |
税込:58,200円 | ★★★★☆ |
おすすめの使い方「クーラーBOXとUL18DCの二台を併用する」

ここで、おすすめの使い方をご紹介します。
コンパクトなクーラーBOXとUL18DCを一緒につかうといいみたいです。
親方は、いつもキャンプに行くとき保冷剤を3つ持っていくみたいです。

スーパーに買出しに行くまで、UL18DCに保冷剤を入れて冷やしときます。
スーパーでお肉などの食品を買ったら、キンキンに冷やした保冷剤をコンパクトなクーラーに移します。
クーラーボックスに食材を入れて、UL18DCには冷たい飲み物を入れるそうです。
こうすると、少し大きめのパック式食材も問題なく持って行けるそうです。
UL18DCは、先ほどデメリットでとりあげましたがお肉などのパックが入らない場合があります。
2個持っていくと大丈夫だそうです。
UL18DCはこんな使い方ができる
親方は、UL18DCを次のようなときに使ってるそうです。
- アウトドア(キャンプ・バーベキュー・運動会)
- 二階建てのバルコニーで使う
- 買い物
- 自宅の冷蔵庫として使う
アウトドアで使えるのは、なんだかひねりがないので割愛します。
まず、2階建てのマイホームをもってる方って結構いるんじゃないでしょうか?
二階に冷蔵庫ありますか?
親方は、2階のベランダでお酒を飲むそうです。
1階まで飲み物や食材を取りに行くのがめんどくさいので、保冷温庫をベランダに置いてバーベキューをするそうです。
つぎに、買い物のときは便利みたいです。
郊外に住んでる方は、お店を何件か周ると思います。
そんなときに、食品の事を気にせず買い物ができるそうです。
※別ページでアウトドアで使える電動工具を紹介してます。
まとめ
こんかいは、ハイコーキのUL18DCをレビューしました。
ハイコーキの保冷温庫は、マキタより全然よくできてます。
当社は、どちらかと言えばマキタ派!
なんだかんだ言って、マキタの工具ばっかりなってます。
理由は、こういった遊び心のある製品はマキタの方が良く出来てるからです。
しかも、マキタの工具はかっこいいですよね。
しかし、こんかいはどう見てもハイコーキの保冷温庫が圧倒してます。
機能だけでなく、デザインもマキタの保冷温庫よりもいいです。
唯一の欠点と言えば、バッテリーの持ちが悪いこと!
しかし、クルマに積んでUL18DCを持っていくと、この欠点も半減できます。
この調子でハイコーキもアウトドア用品を充実してほしいですね!