ペケ台(作業台)の完成品

こんかいは、丸ノコを使って作業台を作ります。

丸ノコを買ったら、いちばん最初にトライしてほしいDIYです!

日下くん日下くん

わたしも、作ってみましたが丸一日かかってしまいました。

社長は、「30分あれば十分だよ!」と言ってますがほんとですか?

手抜きをするってことじゃないですか?

甲斐田社長甲斐田社長

ばかっ!ちゃんと作るよ!(笑)

甲斐田社長甲斐田社長

ただ、あまり神経質にならなくていいよ!

ポイントを押さえておけば、少しくらいズレても問題ない!

こんかいは、定規で正確に測らなくても作業台ができるってとこを教えるからよく見といて!

日下くん日下くん

えっ!定規を使わないんですか?

甲斐田社長甲斐田社長

いやっ( ;∀;)定規は使うけど省けるとこは省く!

じゃないと、30分で出来ないから(笑)

日下くん日下くん

よくわからないですけど・・・・よろしくお願いします。

作業台のメリット

充電式丸ノコと合板
(写真は1820×910mmの合板 丸ノコはHS474DZ別ページにレビューあり

こんかいチャレンジする作業台ですが、大工さん達は通称ペケ台と言ってるそうです。

なるほど、足の部分がクロスしてるので、そう呼んでるんですね!

ここで、ペケ台のメリットをいくつか取り上げます。

  • 超簡単に作れる
  • 軽量で移動が簡単
  • 低価格で頑丈な作業台が作れる
  • 作業する面積が広い
  • 収納場所を取らない
  • 分解が簡単なので後片付けが楽

以上のメリットがあります。

合板一枚で作るので、軽くて移動が楽です。

価格も安くできますし、意外と丈夫です!

大人が乗ってもビクともしません。

1820cm×910cmの面積があるので広々と作業ができます。

構造が簡単なのと、留め具を使ってないので、あっという間に分解して収納できます。

また、初心者の方は、丸ノコを使う練習になるのでスキルがアップします。

用意する道具

作業台の作成でそろえる道具
写真1

先ずは、用意する道具です。

  • 丸ノコ×1
  • インパクトドライバー×1
  • 定規×1
  • 指金×1
  • 手鋸×1
  • スケール×1
  • 下穴用の錐×1
  • 12mmの木工用ドリル×1
  • 合板1820mm×910mm厚さ12mmを2枚

クランプは2個あった方がいいそうです。

ジグソーがあれば手ノコは使いません。

ちなみに、こんかいは作業台の上で作業をさせていただきます。

社長は腰が悪く、屈むと腰痛になるのでご勘弁を・・・

あっ・・・ひとつ忘れてました!下敷きを用意してください。

丸ノコの下敷きスタイロフォーム
写真2

スタイロフォームを1枚買っとくと良いですよ!(^^♪

厚さは5cmがおすすめです。

どちらにしろ、木工をやる方は使うことが多くなるので用意してください。

キックバック対策にもなるので、初心者におすすめです。

ペケ台を持ってない方は、スタイロフォームに敷く板を3本用意してください。

下の写真のように敷いて使えばOKです。

作業台の完成品

ペケ台(作業台)の完成品
写真3

先に完成品をアップします。

わたしが、作業台を作る前に、

  1. 丸ノコの使い方覚える
  2. 墨線を引く基本を習得する
  3. 丸ノコを使うとき定規なしで、真っすぐに切れるようにする

以上3点を習得するよう社長に指導されました。

1と3を意識して作業すると、初心者の方はスキルアップにつながると思います。

作業台をつくるポイント

作業台の掛け合わせ
写真4

コツは、キッチリ、キッチリやらなくていいそうです!

社長は「少しくらいズレても使えるし、強度も問題ない!」といつもの調子で言ってます。

気を付けるポイントは、写真4の部分をカットするときだけです。

あとで、詳しく説明します。

作業台の高さは70cmがベスト!

ペケ台(作業台)の完成品
写真5

作業台の高さは、70cmが良いようです。

男性の方は、60cmは低すぎると思います。

こんかいは高さ70cmで作業台を作ります。

合板を2枚重ねる

合板を2枚キレイに重ねる
写真6(キレイに2枚の合板を重ねてください)

まずは、合板を2枚重ねます。

日下くん日下くん

社長、2枚重ねるんですか?

アッシのときは、1枚ごとやらされた気がするんですが・・・・( ;∀;)

親方の甲斐田社長親方の甲斐田社長

いいんだよ!2枚まとめて切る!(笑)

こんかいは、まとめてやるのがポイントだ!

ポイントは、2枚の合板を正確に重ねることです。

2枚いっぺんにカットするので、ここは正確にお願いします。

写真7(42cmに印をつける)

合板の端から42cmのとこで印をつけます。

印をつけたら、定規を使ってカットします!

下手ですがわかりやすいように略図を作ってみました!

合板をカットする
図1

写真7で印をつけたとこに線を引きます。

このとき、長い定規があると便利です。

42cmのとこで切断
写真8

線を引いたら丸ノコでカットします。

182cmから42cmカットしたので、140cm×91cmの板が2枚完成しました。↓

合板を丸ノコでカットする
写真9(140cm×91cmの板が2枚できる!)

これで、余計な部分はカットできたので140cm×91cmを半分にします。

70cm×91cmを4枚作っていきます。

中心を出す

合板に墨線を入れる
(図2:点線の中心線を引いてください)

先ほど、カットした140cm×91cmに中心線を引きます。

上の図の点線の部分です。

写真10

社長は、墨ツボをつかって対角に線を引きます。

定規で測れない長さの物は、墨ツボを使います。

線が重なったとこが板の中心となります。

墨ツボが無い方は、定規で70cmを測って中心線を引いてください。

合板を4枚にする

写真11

ここから、先ほど引いた中心線をカットして2枚の合板を4枚にします。

墨線の位置をできるだけ正確にカットしてください!

キックバックしないようにスタイロフォームを敷く
写真12

これで、70cm×91cmの板が4枚できたと思います。

4枚がキレイに切れましたか?(^^♪

えっ!ズレちゃった?

大丈夫です。

慌てないでくださいね。

まだ、修正できるのでズレた部分をカットしましょう!

合板がズレたときは?

写真13

方法はかんたん!

4枚を重ねて、いちばん短い合板を基準に鉛筆で線を引きます。

はみ出してる部分をカットして、揃えれば修正は可能です。

はみ出した部分を丸ノコでカット
写真14 C3605DCレビュー記事あり

正確に作りたい方は、4枚いっぺんに切っても大丈夫です。

少々短くなっても、大丈夫です。

気にせずカットしましょう!

4枚の板の中心を出す

4枚重ねた合板
写真15

先ほど、ズレた部分を丸ノコでカットしました。

キレイに、4枚の板がそろってると思います。

多少、高さ70cmの部分が短くなっても大丈夫!

70cmが68cmになっても気にしないでください。

だいじな事は、4枚のミミがキレイに揃ってることです。

1枚の合板に墨付けをする

合板の中心を出す
写真16

さて、ここからです。

ホントは、4枚バラして墨付けしてもいいのですが、時間が掛かってしまいます。

ここで、上の1枚だけに墨付けをします。

先ずは、一番上の板に基準となる中心線をだします。

先ほど、やったと思うので同じ手順で中心を出します。

墨ツボが無い方は、45cmを測って中心を出します。

図3 訂正です!91cmの半分です!

中心がでたので、芯墨を定規で引きます。↓

図4 90⇨91m

中心線を引いたら赤丸の部分まで、左右対称となる中心から6,5mmの線を引きます。※図5オレンジの線を引く

合板の厚さが12mmなので少し余裕をもって6,5mmの線を引いてください。

ここは、慎重に測ってくださいね!

きつ過ぎると、板を組み合わせることができません。

また、広すぎるとガバガバになってしまいます。

図5

図5の赤丸部分は、大事な中心の穴なので印をつけて目立つようにしてください。

図6

線を引いたら、図6の赤丸部分に錐で穴をあけます。

4枚貫通するように穴をあけてください。

図7

穴をあけたら、カットする部分の墨を出します。

123456の点線は、決まった長さではないので好みによって寸法を変えてください。

ただ、くり抜く部分が広くなると強度が落ちます。

墨を鉛筆で付けた後に確認してください。

墨出しは、これで終わりです。

※当社の社長は1・2・3・4の線を引かないで時間短縮の為、錐で穴をあけます

それでは、中心の穴にドリルで穴をあけます。

写真17

すると、図8のようになったと思います。

ここから、中心から6,5mmの点線の部分を丸ノコでカットします。

図8 訂正90⇨91cm

ここで、丸ノコはドリルであけた12mmの穴の手前で止めます。↓

写真18

丸ノコの刃は丸くなってるので、ドリルであけた穴と繋がらなくても大丈夫です。

少しズレても大丈夫!

気にしないでくださいね!

ポイントは、6,5mmです。

正確に切ってください。

図9 訂正90⇨91cm

図9のようになったでしょうか?

写真18のように丸ノコで、最後まで切らなくて大丈夫です。

あとで手ノコでカットします。

合板を二組に分ける

図10

ここで、4枚を2組に分けます。

図10のように切った部分が上下逆になるように重ねてください。

4枚いっぺんに墨付けした部分をカットすると、相欠きができなくなります。

図11

重ねた合板を、ここからカットします。

順番は1・2・3・4・5・6と切っていくといいです。

ここで、斜めにカットする1・2の切込みを開始する場所ですが、かんたんに済むように3・5の延長線でいいそうです。

中抜きをする

図12

カットする前に、3・4・5・6の部分はドリルで穴をあけた方が、楽になるので先に開けときましょう!

それでは、中抜きをやります。

1・2の斜めになってる点線を切ります。

つぎに、3・4・5・6の点線の部分をカットします。

ここで丸ノコの使い方を、動画で見てください。

途中から切る方法です。

動画の方法でカットしたら、写真18のようになると思います。

ただ、この時点では1・2・3は丸ノコで切った場合つながってます。

失敗ではないので、先に進みます。

作業台略図
写真18

 

ノコかジグソーなどで切り残しを切る!

ここまでくれば、あと少しで完成です。

切り残ってる部分を手ノコで切っていきます。

サンダーで面取りをする

これで、完成です!

ただ、丸ノコで切った部分はバリがあるので面取りをします。

触ったときに、バリが指に刺さらないように仕上げてください。

作業台の完成

これで、時間にして30分!

社長は、正味15分くらいだったと思います。

途中で、電話してたり煙草をすってたので15分前後でしょうか?

やっぱり、速いです。

余った材料でキャンプ用のテーブルを作る

 

最後に、余った材料(最初42cmでカットした部分)で、小さなテーブルを作るとキャンプなどで使えます。

軽自動車にも、積むことができるので、意外と便利ですよ!(^^♪

天板は、安めの薄いベニヤ板でOKです。

軽くてコンパクトなので、練習がてら作ってみてください。

作業台を作るとき使用した工具

こんかい、使った工具を紹介します。

丸ノコ・インパクトドライバーを持ってない方は、別ページで紹介してます。

切断工具

チップソーのメンテナンス

丸ノコは、ハイコーキC3605DC 147mmのタイプを使いました。

キックバック軽減機能が付いてるので、初心者の方でも安心して使うことができます。

別ページでC3605DCをレビューあり!

ハイコーキ 手持ち式充電丸ノコ C3605DC レビュー

穴開け工具

makita インパクトドライバー TD172DRGX

インパクトドライバーがあれば、簡単に穴をあけることができます。

ドライバードリルでもかまいません。

こんかいは、マキタのTD172DRGXを使ってます。

別ページでTD172DRGXをレビューしてます。

あわせてみてください!

マキタ最新18VインパクトドライバーTD172DRGXレビュー

丸ノコガイド Lアングル

シンワエルアングル定規
出典:Amazon

長物をカットするとき、絶対必要になるので1個もっとくと便利です。

長さは1m以上のタイプがおすすめ!

1mあると910mmの合板に対応できます。

勾配を調整できるタイプもありますが、ガタツキがでることがあるのでおすすめしません。

シンプルなタイプがいちばんです!

カットするだけでなく、墨線を引くときに使えますよ!

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木工用クランプ

木工用クランプ

木工用のクランプは、写真のタイプがいちばん使いやすくなってます。

セットが簡単で、挟み込む部分がグラグラしにくいタイプです。

ボタンを押すだけで、ワンタッチで取外すことができます、

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まとめ

30分で作れるカンタンな作業台を作ってみました。

初心者の方でも、簡単に作れます。

お時間がかかっても全然OKです。

ホントは、1枚1枚墨出しをして、1枚1枚カットした方が丸ノコの操作も慣れると思います。

わたしは1枚ごとに墨出しをして、まとめてカットすることはしませんでした。

丸ノコを買ったら、作業台が絶対必要なのでチャレンジしてください。