みなさんこんにちは、こんかいはBOSCHのGWS7-100Eのレビューです。
Amazonで税込12,399円。
プロ用グラインダーで、変速ダイヤルが付いたタイプとしてはコスパのいいディスクグラインダーではないでしょうか?
ただ、レビューをみてると
- 数分使ってると本体が熱くて持つことができない
- ダイヤル1で研磨をしてると煙がでる
などの悪評が目立ちます。
果たして、ホントにそうなんでしょうか?
わたしは、GWS7-100Eを数か月使ってますが、本体が火傷するほど熱を持ったという経験がありません。
このページは、GWS7-100Eのレビューと本体が熱を持つ原因を解説いたします。
低評価のコメントをみると購入意欲が下がってる方も多いと思います。
結論を先に言えば、グラインダーの使い方を理解していれば、なんの問題もないディスクグラインダーです。
レビューは、そこそこに・・・
本体が熱くなる原因と対策を主に解説します。
GWS7-100E Amazonのレビューについて
まず、Amazonで見かける低評価のコメントをいくつか紹介します。
日常的に仕事で使用しています。
マキタ、日立をずっと使っていましたが追加で2台ボッシュを投入してみましたが、とにかく本体の発熱が凄い。
刃先の感覚をつかむため手袋を通常使いませんがこの製品は手袋無しでは2分程しか持っていられません。
重研磨などでは使用せず空転に近い負荷でスコッチディスクでの表面研磨ですが使用に問題があります。
ヘッドのアルミハウジングも熱くなりますのでディスク交換時も手こずります。
唯一スイッチが不意に入らない仕様なのは良いですがこの発熱は基本的な設計に問題があると思います。これではやっぱり日立を買いますネ。
スタッフも使わないので1年経っても綺麗な状態で耐久性はわかりません。
溶接機のような使用率が設定されている工具ではありません、冷却をしながら使用することが前提のような説明ですが、それ自体がおかしいのではないですか? 当方はスタッフが火傷する前に使用禁止にしようと思ってます。
熱くなり、白煙をあげて壊れた!
信頼できるメーカと思い購入しましたが、ハズレに当たったようです。
電源を入れて3分も使用しないうちにボディが熱くなり持っていられないほどでした。
薄手の作業用の手袋をしても熱く持てないほどだったので、素手では火傷するレベルです。
回転速度が調節できる機能に惹かれて購入しましたが、その後速度調整できない定速のものに
買い替え熱も発生せずに使用しています。きっとハズレに当たってしまったと思いますが、信頼していたメーカだったので残念です。
発熱についてのクレームが多いので、当社の社長に尋ねてみました。
社長、本体が熱くなると言ってる方がいますが・・・
そりゃそうだ、どんなグラインダーでも多かれ少なかれ熱くなるよ。
グラインダーは、小さな本体にモーターを詰め込んでるから熱くなるのは仕方がないことだよ!
低速で使うと特に熱くなると思うよ。
そんなときは、ダイヤルを6にして使うといいよ!
どういうことですか?・・・
低速で使うと、本体を冷やすために取り込む風量が少ないから、熱が中にこもってしまうだろう?
6をつかうと強い風でモーターを冷やしてくれるはずだ。
ほかにも、グラインダーを強く押さえつけてる可能性もあるね・・・
切断のときに熱くなるのは、砥石が切れない可能性もあるかな?・・・
熱をもったら、グラインダーを休ませてやることだ。
うちで、なんども使ってるけど心配することはない。
他にも、以下の項目が原因として考えられるそうです。
- グラインダーを押さえつけて研磨してる
- 研磨の方向が間違っている
- 埃やゴミで通風口が塞がれている
などの原因が考えられます。
順番に解説します。
砥石が止まるほど押さえつけていないか?
研磨は、必要以上にグラインダーを上から押さえつける必要はありません。
サンダーやグラインダーは押し付ける力はいりません。
本体の重みで十分に研磨できます。
無理に押し付けると、サンディングディスクの番手によって素材に傷が付きます。
仕上がりが汚くなるうえに傷が多くなるので気を付けてください。
低速で作業してるときにグラインダーの回転が止まったり、回転速度が遅くなってたりしたら力の入れすぎです。
塗装を落としたり、錆びをおとしたりする作業は時間が長くなりがちです。
回転数が落ちるということは、モーターに負荷が掛かりすぎているので、力を抜いてください。
そうすれば、発熱は抑えられます。
研磨する方向について
グラインダーを使うときに研磨する方向を意識してますか?
よく見かけますが、グラインダーを押して使ってる人がいます。
押してグラインダーを使うとモーターへの負荷が大きくなります。
基本は、「奥から手前」です。
あっ!それから・・・
もう一つ付け加えたいんだけど、研磨のときグラインダーを前に押すと、刃が食い込むことがあるんだ・・・
これも、気を付けてほしい!
刃が食い込む?・・・
そうだっ!例えば錆びた鉄板があるとする。
錆びた鉄板は穴が開いてたり、鉄板がめくれてたりすることがあるだろう?
そんなときに、高速で回転してる刃が噛みこんだらどうなる?
ブレーキがかかって止まります。
なるほど、キックバックの危険性があるから奥から手前にグラインダーを動かさないといけないんですね!
そうだ。
埃やゴミが溜まってないか
グラインダーで、研磨作業をすると鉄粉や埃が大量に空気中に舞います。
気づかないうちに、モータ付近に粉じんが溜まることがあるので作業が終わったらエアーをかけてください。
本体に鉄粉や埃が付着したまま放置すると熱を持つ原因となります。
通気口を手で塞いでないですか?
通常サイドハンドルをつけてグラインダーを使ってると思いますが、場合によってはサイドハンドルが邪魔になることもあります。
サイドハンドルを取り外して研磨をするときに、しっかりと両手で本体を握りしめることになりますが、どちらかの手で吸引口を塞いでいませんか?
GWS7-100Eは、後方で空気を取り込みディスクの上にある排出口で温まった熱を逃がします。
どちらも、空気の流れが悪くなると本体の温度は上昇するので、ゴミや埃はもちろん手などで風の通りを妨げないでください。
吸引口を塞いだままで、作業してる人も多いと思います。
本体が発熱する原因の一つなので、いま一度確認しながら作業してください。
グラインダーの発熱を抑える対策
ここまで、取り上げた
- グラインダーを押さえつけて研磨してる
- 研磨の方向が間違っている
- 埃やゴミで通風口が塞がれている
の3つが本体を発熱させる主な原因だと思います。
グラインダーの性能云々ではなく使い方の問題ではないでしょうか?
それでも、改善されなければ
- 1分~3分間ダイヤルを6にしてから回しする
- 電源を切って10分ほど放置する
- ダイヤル1は研磨で使わない※ちょっとした仕上で短時間使う
などの対策をしてください。
ちなみに、わたしはダイヤル1を使って長時間作業しても本体が握れないほど発熱したことがありません。
確かに、グラインダーを押さえつけて無理な使い方をすると、本体の温度がドンドン上がっていくのが分かります。
長時間作業でグラインダーを使う方は2台持ちを検討する
グラインダーは多かれ少なかれ、どのタイプも熱を持ちます。
夏の炎天下で、作業するとマキタのグラインダーも結構熱くなります。
電動工具を使う基本中の基本は、使用用途と作業環境も考えながらやることが、いちばん大事です。
取説などを、しっかり読んで使わないと怪我をする確率が高くなるので無理をした使い方は絶対しないでください。
出費が増えますが、グラインダーを2台所有するか、サンダーとグラインダーを揃えてみては如何でしょうか?
たとえばですが、グラインダーを2台持ってると、研磨用と切断用のディスクをいちいち交換する手間が省けます。
長時間作業をする予定の方は、交互にグラインダーを使うと結果的に長持ちします。
また、グラインダーで粗作業をして、仕上でサンダーを使うのも賢いやり方です。
GWS7-100Eの使い方を動画で詳しく解説してます
あわせて、ダイヤル1で使ったときの動画も撮影してますので、良ければ見てください。
GWS7-100Eのメリット
GWS7-100Eのメリットです。
スピード調整ダイヤルが、この値段で付いてるのはうれしいです。
用途に合わせてスピードを変えることができるグラインダーはやっぱり便利です。
2モーションロックスイッチ
スライドスイッチの場所が、凄くいい位置にあります。
手を持ち換えないで、オンオフが切り替えられるのでべんりですよ!
他メーカーのスライドスイッチは、親指を目一杯伸ばさないと届かない位置にあるので、切り替えが楽に感じます。
少し残念なとこ
少し残念なことを3つ取り上げます。
値段が安いグラインダーなので、再始動防止機能とキックバック防止機能が付いてないのは仕方ないかもしれません。
あえてケチをつけるとすれば、握りての部分だけだと思ってます。
詳しく説明します。
グリップが少し太い
商品説明をみると「細身のグリップ」と書いてます。
最近のディスクグラインダーは、もっと細身で持ちやすくなってるので、それほど細いと思ってません。
わたしは、手が小さい方なので長い時間握ってると持ちにくいと感じることがあります。
また、写真で確認できると思いますがグリップ部分に気泡状の穴が付いています。
これは、滑りを防止するためにある気泡だとおもいますいが、余り役に立ちません。
しっかり握ってないと滑りそうな感じがします。
できれば樹脂やゴム製のグリップにしてほしかったです。
再起動防止機能がついてない
ディスクグラインダーのスイッチをオンにした状態でコンセントを入れると、スイッチが入ってしまいます。
つまり、再起動の防止機能がついてません。
グラインダーは危険な電動工具なので、できれば装備してほしい機能です。
キックバック防止機能が付いてない
最近のディスクグラインダーは、安全面を最優先してるのでプロ用はほとんどの機種にキックバック防止機能が付いてますがGWS7-100Eには残念ながら付いてません。
値段が安いので付いてないのは致し方ないかもしれません。
BOSCH GWS7-100E 製品仕様
消費電力 | 720W |
---|---|
回転数 | 2,800〜11,000(回転/分) |
スピンドル径 | M10 |
砥石径 | 100mm |
ラバーパッド直径 | 100mm |
カップワイヤブラシ直径 | 70mm |
質量 | 1,5kg |
BOSCH 無段変速型ディスクグラインダー GWS7-100E
おすすめのポイント
6段階のスピード調整ダイヤルがついてます。
作業内容によって、回転速度を調整できるので「塗装剥がし・金属の切断・仕上げ」なんにでも使えるオールマイティーなディスクグラインダーです。
パドルスイッチ式で、電源のオンオフを本体から手を離すことなく切り替えることができます。
スイッチの位置が絶妙で使いやすいグラインダーです。
サイズ | 重さ | 電源 |
---|---|---|
28×7,5×10,3cm | 1,5kg | 100V |
最大出力 | Amazon価格 | 総合評価(5段階) |
960W | 税込:12,000円 | ★★★★ |
まとめ
こんかいは、BOSCHのグラインダーGWS7-100を紹介しました。
ネット通販などのレビューをみると、結構ボロクソに書いてる人がいるので惑わされないでください。
使い方を間違わなければ、煙などでません。(笑)
どのグラインダーもそうですが、多少の熱を持つことはよくあることです。
GWS7-100Eは、速度によって使い分けをすれば、手に持つことができないほどの発熱することはありません。
グラインダーは、外からの空気を取り込んで中の熱を外に逃がします。
当然、回転速度が遅くなると吸い込む空気の量は減るので、本体は熱を持ちます。
これは、ヒートガンなども一緒で、送風機能が付いてないタイプは、長時間使ってると電源がいちど落ちます。
本体の温度が上がりすぎるので安全対策の為に電源が落ちるものと考えられます。
GWS7-100Eも低速でモーターに負荷をかけ過ぎると熱の排出が追い付かず本体が熱くなるだけではないでしょうか?
そんなときは、回転速度を速くすれば解決できると思います。
使い方を間違わなければ非常に、使い勝手の良いディスクグラインダーです。
太鼓判を押します。