レシプロソーは、ご家庭でもよく使われてる電動工具で「庭木の剪定・プラスチックの切断・粗大ごみの解体」などでよく使われます。
小さな枝から塩ビパイプ・単管パイプなども切ることができるのでサイズや基本性能が違うタイプがたくさん販売されてます。
レシプロソーは、意外と失敗の多い電動工具で用途を理解して選ばないと全然つかえません。
わたしも初心者の頃は
- 期待して買ったのに全然きれない
- 大きすぎて持つのがたいへん
- 振動が強くて疲れてしまう
- 安物を買ってすぐに壊れてしまった
などの失敗を繰り返してきました。
「用途が合わない・使い方をわかってない」となると便利なレシプロソーが使えない電動工具と言うことになってしまいます。
そこで、こんかいは
- レシプロソーを使うメリット・デメリット
- レシプロソーのタイプと用途
- レシプロソーの機能
- 失敗しないレシプロソーの選び方
- おすすめのレシプロソー
- レシプロソーの使い方
などが詳しく分かります。
買って損した!ということがないようにしてください!
この記事を書いてる人
こんにちは、中古電動工具の取り扱いを専門とする株式会社アトラスの甲斐田です。私がレビューする電動工具は、最短で1週間から数ヶ月にわたって使用した私物のみです。
私のまとめ記事では、実際に何度も使用した商品を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。工具の買取業者として、耐久性が高く壊れにくい電動工具については深い知識を持っています。
私は価格も重要視していますが、特に使いやすさと丈夫さを重視した電動工具を選んで紹介しています。また、アウトドアが趣味なので、キャンプや釣りに適した電動工具やキャンプ用品についても情報を提供しています。
レシプロソーとは?
レシプロソーは、電動式ノコギリの一種です。
ブレード(ノコ刃)を前後することにより、手ノコよりスピーディーに材料を切ることができます。
「レシプロソー・セーバーソー」はのこぎりのイメージが強く、木材を切るだけと思ってる人も多いのですがブレードを交換すると
- ステンレス
- 鉄
- 釘
- アルミ
- 石膏ボード
- プラスチック
を効率よくカットできる便利な電動工具です。
また、建築現場においては解体作業・配管の切断・構造物の切断にも使われます。
レシプロソーとセーバーソーの違い
- マキタ・パナソニックはレシプロソー
- ハイコーキ・BOSCHはセーバーソー
で統一されてます。
どちらも、まったく同じ電動工具なので用途・機能に違いはありません。
レシプロ―ソーは、反復・往復運動の意味があります。
一方のセーバーソーは、サーベルが名前の由来みたいです。
たしかに、サーベルに似た形をしてますよね。
レシプロソーを使う「3つのデメリット」
レシプロソーは、丸ノコ・ジグソーと用途が似てますが、丸ノコやジグソーに比べるといくつかの欠点があります。
- 切断の精度が悪い
- タイプによって重量がある
- 振動が大きい
レシプロソーは、正確に真っすぐに木材などを切ることが苦手な電動工具です。
ミリ単位の切断が必要な場合は丸ノコを使ってくださいね!
レシプロソーは粗作業で使うタイプなので椅子やテーブルを作る方には向いてません。
凝った物を作るときは丸ノコかジグソーを使ってください!
また、大型のタイプは4kgを超えるタイプもあるので身体的な負担が掛かる電動工具です。
丸ノコやジグソーに比べると振動もあります。
ご自分の体力・年齢などを考慮して選んでくださいね。
レシプロソーを使う「5つのメリット!」
- 切断工具の中で安全性が高い
- 準備がかんたん
- 操作がかんたん
- スキルが要らない
- ブレードを交換すると、ほとんどの材料が切れる
など、使い手にとって大きなメリットがあります。
少し勉強すれば誰でも使うことができます。
丸ノコなどに比べると操作・準備がかんたんなのもレシプロソーを使うメリットです。
ブレードの交換も簡単で、取り扱いの知識がほとんど必要ありません。
またチェーンソーに比べ、なんでも切ることができ、おが屑の量が少ないのもレシプロソーの良いとこです。
安全面も優れています。
丸ノコなどに比べて刃の回転数が低くキックバックがほとんどないからです。
※キックバックについて詳しく解説→キックバックについては「丸ノコキックバック対策9ポイントこれを知れば丸ノコは怖くない」で解説しています。
ここで、レシプロソーと用途が似てる切断工具のメリット・デメリットをまとめてみました。
表を参考にしてください。
安全性 | 準備 | 操作性 | 切断スピード | 精度 | |
レシプロソー | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
ジグソー | ○ | ○ | ○ | △ | ○ |
グラインダー | × | △ | ○ | △ | × |
チェーンソー | × | △ | △ | ○ | × |
丸ノコ | × | △ | △ | ○ | ○ |
「ハンディタイプ(ワンハンドタイプ)・Dハンドルタイプ」の2種類がある
レシプロソーは以下の2タイプです。
- 片手でもつハンディタイプ(ワンハンドタイプ)
- 両手でもつDハンドルタイプ
に分類されます。
少し、大雑把なわけかたですがワンハンドタイプは持ち運びが便利なタイプです。
Dハンドルは、大掛かりな作業でつかうのに向いてます。
それぞれの用途と特徴を詳しく解説します!
ワンハンドタイプ レシプロソーの特徴
ワンハンドタイプは、軽作業や庭木の剪定に向いてます。
小型なものが多く取り回しに優れていす。
準備と持ち運びが楽で、低価格なタイプが多いのが大きな特徴です。
デメリットは、切断能力が低いことです。
※切断スピードが遅い
材料を大量に切ったり、分厚い材料を切ったりする方には向いてません。
Dハンドルタイプ レシプロソー の特徴
Dハンドルタイプはトルクが強く両手で持つレシプロソーです。
丸太・大径の金属パイプなどをスピーディーに切りたいのであればこのタイプを選んでください。
両手をつかって使うタイプなので、枝落としや細かい作業には不向きです。
また、
- 高性能なタイプが多く価格が高い
- 振動が激しい
- 重量がある
などのデメリットがあります。
ハンディタイプは、切断に時間がかかる
質問です!
通販などのレビューを見てると、単管パイプが全然切れないと悪評が付いてますが・・・
どういう事でしょうか?
全然切れないと言うことはないと思うよ?!
用途があってないだけじゃないか?
ハンディタイプのレシプロソーで、単管パイプを切ろうとしても時間がかかってしまうのは当たり前だよな・・・
そんなときは、電圧が高いタイプを選ぶことだよ。
なるほど、切れるのは切れるけど時間がかかるってことですね・・・・
それでは、ハンディタイプって使い道がないってことですね?
そんなことはないっ!(苦笑)
大型のレシプロソーで枝打ちができるか?
そんなことしたら、疲れてしょうがないだろう?
ハンディタイプは片手でもてるからクランプで材料を固定をする必要がないんだ。
つまり利き腕の反対の手で材料を押さえることができる。
なるほど・・・準備が簡単で、ちょっとした作業であればハンディタイプの方が使い勝手が良いってことですね?
そうだっ!
どんな作業で、レシプロソーを使うのか買う前によく考えることだね。
大型のレシプロソーはよく切れるけど、重いし持ち運びも大変だ!
レシプロソーのブレード刃数の違いは?
ブレードの種類もたくさんあるので、簡単に解説します。
ブレードは、大まかに分けると3タイプから構成されてます。
- 木材用
- 解体用
- 金属用
の3種類です。
こちらも、用途が合わないと作業が思ったように進みません。
作業内容にあったブレードを選んでください。
レシプロソーのブレードは、刃数が多いほど切断面がキレイになります。
デメリットは切断スピードが遅くなることです。
反対に刃の数が少なくなるほど、切断面が粗くなりますが切断スピードははやくなります。
また、ブレードが長ければ長いほど大きい寸法の資材が切れますが、本体にかかる振動も大きくブレます。
初心者の方は、慣れるまで短いブレードを使用して下さい。
レシプロソーのブレードは他のメーカーでも使えるのか?
レシプロソーのブレードは規格化されてるので、ブレードの取付部分は各メーカーで同じ構造となってます。
機種によっては、ジグソー用のブレードも取り付けることが可能です。
よく使われてる木材、鉄工ブレード以外にも、ダイヤモンドブレードと超硬チップブレードなど特殊な物も装着できます。
もちろん、ブレードを交換すると石膏ボードの切断・石材の切断・プラスチック・ステンレスも簡単に切ることができますよ!(^^♪
失敗しないレシプロソーの選び方「最大切断能力」について
ここから、レシプロソーの選び方について解説します。
レシプロソーはどのくらいの、サイズまで切断できるのか?
最大切断能力を必ず確認してください。
木材なら~㎜などの数値が具体的に記載されています。
切断能力をこえてしまうと、時間がかかります。
また、負荷がかかってしまい故障の原因となってしまうので注意して選んでください!
実際に切る材料より、ワンサイズ上のタイプを選んでください。
レシプロソーの「ストローク幅とストローク数」について
レシプロソーのストローク幅は機種によって違います。
- 長いストロークのレシプロソーは、スピード重視
- 短いストロークのレシプロソーは、細かい作業が得意
切断スピードを重視したい方は、ストロークの範囲がながいレシプロソーを選んでください。
ストローク長は一般的に、1cm~3cm程度です。
3cm前後であれば、切断スピ―ドは速くなります。
ストローク数が同じレシプロソーであれば、ストローク長がながいものを選ぶと作業がはやくなります。
庭木の剪定はコンパクトなタイプがおすすめ
庭の木を切ったりするのであればコンパクトなタイプがおすすめです。
充電式あれば、10.8V~14.4V位であれば問題なく使えます。
コード式であれば1.5kg以下の物を選ぶとハシゴなどに登って作業しても疲れることがありません。
剪定は、腕をのばして無理な体制で作業する場合も多いと思うので重量は要チェックです。
切断能力は、55mmあれば剪定で十分使えます。
解体作業で使うならストローク数3000・ストローク長30㎜あるタイプがおすすめ!
単管パイプを切断したり、太めの木を切ったりするのであれば切断能力が高いタイプを選んでください。
ストローク数は、3,000min⁻¹
ストローク長は20mm以上欲しいとこです。
できれば、30mm前後のタイプを選べば材料をストレスなく切ることができます。
パイプであれば130mm・木材であれば200mm以上の切断能力があるタイプを選んでください。
ただし、充電式は電圧があがれば上がるほど本体が重くなり値段も高くなります。
また、振動や音も大きくなる傾向にあるので注意してください。
オービタル機構について
ハイスペックタイプのレシプロソーには、オービタル機構というシステムが付いています。
これは、通常の前後運動にシャクリ運動が加わることです。
オービタル機能は
- 切断スピードが速い
- 刃の食い込みが少なくなる
メリットがあります。
一方で
- 切断面が粗くなる
- ブレードが傷みやすい
- 高額なタイプが多い
などのデメリットがあるのでオービタル機能が付いてるタイプをえらぶのか?
それとも、無しのタイプを選ぶのか選択してください。
切断スピードは、飛躍的に上がります。
木材をメインで切る方や木材を短時間で切りたい方に向いてる機能です。
金属系で使用すると、スタート時にブレードが暴れやすい欠点もあります。
木材ではささくれ、金属ではバリが出やすくなるのもデメリットです。
オービタル機能の動画を掲載してます。
写真や文章で理解できない方は動画をみてください。
1分で違いが分かります!
高性能レシプロソーに付いてる便利な機能
レシプロソーには、機能面も充実したタイプがあります。
例えば、
- 低振動機能
- 防水・防塵機能
- 工具レスブレード交換
- マルチポジションスイッチ
などがそうです。
1:低振動機能は、長時間の作業で使うと疲れが軽減される
高機能のレシプローには、振動を極限まで抑えた低振動機構が装備されています。
低振動機構がついたレシプロソーは、長時間作業しても疲れることがありません。
レシプロソーは、小型のタイプでも振動が大きく本体を強く握って左右にブレないよう作業をすることになります。
これはレシプロソーを使う欠点で、振動が腕に伝わり非常に疲れてしまいます。
大型のタイプとなれば、なおさらです。
低振動のレシプロソーは振動が腕に伝わることが半減されかなりおすすめ!
大型のレシプロソーを考えてる方は「低振動機構付き」を選んでください。
マキタ・ハイコーキ・BOSCHなどのフラッグシップモデルには低振動機構が付いたレシプロソーが販売されています。
マキタではAVTと表記され、ハイコーキの場合はCR36DAという機種が低振動機構を搭載したタイプです。
2:過酷な環境で使うなら防水・防じん機能付きのレシプロソー
レシプロソーは、もっとも汚れやすい電動工具です。
雨の日や埃が舞う環境で使うことが多いので防水・防塵機能がついてると故障の心配が軽減されます。
内部に溜まったホコリやゴミが故障の原因になることも多いんです。
解体作業の現場などで使うことも多く、どんな材料も切断することができるので本体内部は埃と油でドロドロになってる個体も多く見かけます。
ハードに使いたい方は、防水・防じん機能が付いたレシプロソーを選んでください。
少々の雨が降っても、湿気の多い場所でも使えるのが防水・防じん機能付きのレシプロソーです。
3:ブレードがワンタッチで交換できる工具レスブレード機能
工具レスブレード交換機能も便利な機能です。
ブレード交換のとき、工具を使うと面倒くさいときがあるので、
- 色々な用途で使いたい方
- ブレードの交換を頻繁にする方
- 長時間作業する方
は「工具レスブレード交換機能」が付いてるレシプロソーを選んでください。
4:マルチポジションスイッチは、庭木の剪定・天井ボードのカットで使える便利な機能
マルチポジションスイッチとは、本体の中央部と手元の2ヶ所にスイッチがついたレシプロソーです。
負荷をかける切断では中央のボタンを押しながら効率よく作業ができます。
また、木の枝や天井ボードを切断するときは、手を伸ばしても届かない時があるかもしれません。
そんな場合は、パドルスイッチと通常のトリガーを使い分けることで作業を効率化することができます。
「上から押さえつけてカットする・上向きでカットする」どちらかを選択できる便利なレシプロソーです。
ハンディタイプ・レシプロソー人気5選
ここから、おすすめのレシプロソーを紹介しますが軽作業で使うタイプと負荷がかかる作業で使うタイプを分けて紹介します。
まずは、ストレートタイプのレシプロソーです。
ストレートタイプは価格が安く、重量が軽いので場所の移動が多い・高所で作業する方に向いてるタイプとなります。
おすすめNo,1:マキタ 18V レシプロソー JR189DZ 本体のみ
マキタレシプロソー JR189DZ
ビックリするほど切れます。
ブレードの脱着も超簡単で、ワンタッチで取付けができます。
取外しも留め具を捻るだけでブレードが飛び出る機構となってます。
ミドルクラスのレシプロソーですが、Dハンドルタイプに負けないくらいの高速切断が可能です。
また、片手でも作業ができる低振動タイプとなってます。
ハンディタイプは、JR189DZがダントツでおすすめです。
動画で人気があるjr188dzとjr184dztを比較してます。
動画をみると、jr189dzが如何にできのいいレシプロソーかわかると思います。
電源 | 切断能力 | ストローク |
---|---|---|
バッテリー式 18V | パイプ/50mm・木材/50mm | ストローク数:0~3000min-1[回転/分]
ストローク幅:13mm |
サイズ | 用途 | 参考価格 |
18.2L x 8.1W x 41H cm 2.5 kgバッテリーを含む |
プラスチック・竹・木材・金属の切断 | Amazon:税込20,019円 |
おすすめNo,2:マキタ JR104DSH
マキタJR104DSH
庭の剪定や草刈り機で切り残した木を切るときに最適なレシプロソー。
竹を切ったり、プラゴミを切断したりできます。
10.8Vにも関わらず、かなりの切断スピードとパワーがあり、わたしは小型のタイプでいちばん使えると思ってます。
携帯性に優れているので、わたしも購入するのを迷ったのがこのレシプロソーです。
後一回り、コンパクトならばJR104DSHにしたのですが・・・
腰袋に入らなかったので断念してJR184を購入した経緯があります。
デメリットは、マキタなのでお値段が高いこととブレードの交換がワンタッチじゃないこと!
ブレードの交換がワンタッチになると、文句なしのレシプロソーです。
電源 | 切断能力 | ストローク |
---|---|---|
バッテリー式 10.8V | 木材/50mm・塩ビパイプ/50mm・鉄パイプ/50mm | ストローク数:0~3300min-1[回転/分]
ストローク幅:13mm |
サイズ | 用途 | 参考価格 |
サイズ(mm):376×66×188 1.3kg バッテリーを含む |
プラスチック・竹・木材・金属の切断 | Amazon:税込18,364円 |
おすすめNo,3:マキタ(Makita) JR184DZT 18V 3.0Ah 本体のみ
マキタ(Makita) JR184DZT
こんかい、一番おすすめしたいレシプロソーがこのタイプ!
わたしも、愛用しています。
切断スピード・パワーがあるのと同時に携帯性もそこそこあります。
JR184DZTのおすすめポイントは、マルチポジションスイッチとブレードが工具レスで交換できること。
マルチポジションスイッチはパドルスイッチとトリガ―スイッチが2パターン使えることです。
パドルスイッチを使うと、力が入りやすく負荷が掛かる作業で楽に使えます。
トリガースイッチは、狭い場所や高い木の枝を切るときに使うと非常に便利な機能です。
マキタ18Vユーザから、高い評価を得ています。
欠点は、少し重量があること!
長時間つかうと、女性や年配の方は腕が疲れるかもしれません。
わたしは、キャンプにJR184DZを持っていき、ストーブに薪が入らないときに使ってます。
JR184DZTが新型・JR184DZが旧型なので間違いがないようにしてください。
新型は、ブレード(ノコ刃)の交換がワンタッチで出来ますが、旧型は六角レンチを使うので少し面倒です。
電源 | 切断能力 | ストローク |
---|---|---|
バッテリー式 18V | パイプ/50mm・木材/50mm | ストローク数:0~3000min-1[回転/分]
ストローク幅:13mm |
サイズ | 用途 | 参考価格 |
41.6 x 25.8 x 9.3 cm 1.7 kgバッテリーを含む |
プラスチック・竹・木材・金属の切断 | Amazon:税込18,900円 |
おすすめNo,4:ハイコーキCR18DA(NN) 充電式レシプロソー 18V 本体のみ
ハイコーキCR18DA NN
木材・枝打ち・軟鋼切断+ジグソーのブレードを付けることができる工具レスアタッチメントのレシプロソーです。
切断スピードやパワーにこだわる人には向いてませんが、重量が1kgなのでちょっとした作業に向いてます。
また、女性でも抵抗なく使えます。
ハイコーキはマルチボルトバッテリーを使うと36Cと18Vの電動工具が共有できるメリットがあります。
レシプロソーの他に、庭のお手入れで使える草刈り機やブロワ―を揃えたい方は、ハイコーキのレシプロソーがおすすめです。
電源 | 切断能力 | ストローク |
---|---|---|
バッテリー式 18V | パイプ/50mm・木材/50mm | ストローク数:0~3000min-1[回転/分]
ストローク幅:13mm |
サイズ | 用途 | 参考価格 |
41.6 x 25.8 x 9.3 cm 1.7 kgバッテリーを含む |
プラスチック・竹・木材・金属の切断 | Amazon:税込18,900円 |
おすすめNo,5:アイリスオーヤマ 充電式レシプロソー JRS20
アイリスオーヤマ JRS20
アイリスオーヤマは、国内の家電メーカーとして有名ですが、最近電動工具のレパートリーも充実してます。
JRS20の18Vバッテリーは、
- インパクトドライバー
- ハンディバリカン
- ジグソー
- ディスクグラインダー
- ブロワー
- 草刈り機
など、たくさんの電動工具と共有ができます。
しかもお値段が比較的安いので初心者の方に人気のあるメーカーです。
日本製のメーカーなので保証対応もしっかりしています。
電源 | 切断能力 | 重量 |
---|---|---|
18Vバッテリー | ・木材(厚さ):約55mm ・軟鉄パイプ:約Φ32mm(板厚1mm) ・軟鋼材(厚さ):約2.5mm |
ストローク数:0~2500min-1 ストローク幅:20mm |
サイズ | 用途 | 参考価格 |
40L x 8W x 17H cm 2.0kg |
木工用ブレード 用途:木工(剪定) 合成樹脂 鉄鋼用ブレード 軟鉄 非鉄(アルミ・銅) |
税込8,614円
|
おすすめNo,6:EARTH MAN 電気ノコギリ DN-100
アースマンDN-100
電動ノコギリと表記してますが、ブレード変えるとプラスチック・金属・木材などが切れます。
軽作業で使ってください。
100Vコード式なので、庭の剪定には向いてないタイプ
やっぱりコードが邪魔になり電源が必要になります。
少し音がうるさく、ブレードが切れないので交換用の刃を一緒に買った方がいいかもしれません。
お値段が5000円前後で販売されてるので、初心者の方が1台目として買うにはおすすめの商品となります。
電源 | 切断能力 | ストローク |
---|---|---|
AC 100V | 木材/55mm・塩ビパイプ/60mm 軟鉄パイプ/32mm・軟鉄材/2.5mm厚 |
ストローク数:0~2200min-1[回転/分] ストローク幅:18mm |
サイズ | 用途 | 参考価格 |
30×65×20.5cm 1.6kg |
竹・木材・一般金属 | 税込5,345円 |
解体作業で使いたい・作業効率重視のプロ用レシプロソー6選
解体作業でつかえるレシプロソーを紹介します。
家屋の解体・配管作業でも使われてるタイプなのでプロの方にも人気があるタイプです。
お値段は、高めの機種が多くなりますが作業が速くなるのと、どんな材用も楽に切れるのが魅力!
Dハンドルタイプのレシプロソーをランキング形式で紹介します。
-
マキタ レシプロソー充電式18V JR188DZK ケース付/バッテリ充電器別売品
- Amazon参考価格:29,000円(税込)
- セット価格:67,000円(税込)
筆者の評価 5.0 Amazon評価 4.3 セールスポイント
JR188DZは筆者も愛用してるレシプロソーなので、一番に紹介します。
コンパクトなのにかなりのパワーがあり実用性はピカイチです。
普段は、廃材を切るときに使ってますが、とにかく速い!(笑)
切断能力の範囲であれば、ほとんどの対象物を切ることができます。
※ブレードの交換は必要です
18Vのレシプロ―で、もっとも人気があるのもうなずけます。残念なとこ
Dハンドルタイプにしては軽量でコンパクトなタイプですが、やっぱり重量があります。
片手で作業することもできますが、長時間使うと腕が疲れてしまします。
庭木の剪定は、少し不向きかもれません。
しかし、馬力があるので軽いタイプを使うより短時間で枝切りができます。
パワーがある分振動が激しいので、女性にはちょっときついかも・・・サイズ・重量 54.6 x 30.8 x 12.4 cm; 2.8 kg 切断能力 パイプ130mm/木材255mm (300mmブレード使用) ストローク数:幅 ストローク数:0~3000min⁻¹ ストローク長20㎜ 電源 マキ18Vバッテリー 筆者の感想・レビュー記事 マキタJR188DZレシプロソーをレビュー 廃材の解体で使ってみた 通販の口コミ・レビューを確認する
筆者はJR188DZKを所有しています。
使った期間は2年ほどだちますが、廃材処理やプラスチック製品を細かく切るときに使ってます。
わたしの意見だけでなく、Amazonの口コミも参考にしてください。 -
マキタ レシプロソーJR002GZ(本体・ケースのみ )
- Amazon参考価格:35,042円(税込)
- セット価格:70,000円(税込)
筆者の評価 4.5 Amazon評価 3.2 セールスポイント
いまのとこ、Amazonでの評価は低いですが大丈夫です!
太鼓判を押します。
パワーと切れ味を求める方でしたら決して後悔しないレシプロソーです。とにかく切れます!
速いです!
なんと言っても、強烈に使いやすいです。
振動がきになる大型のレシプロソーですがビックリするくらい振動がありません。
「世界最速切断スピード」のキャッチフレーズも伊達じゃないです。残念なとこ
やっぱり、重量があります。
使いやすく、性能も申し分ないのですが長時間使うと本体の重さがズッシリと腕にのしかかってきます。
お値段も、それなりにするのでプロ向きのレシプロソーです。
JR002DZとJR002GZKがあるので間違いがないようにしてください。
末尾にKが付いてないと収納ケースが付いてきません。サイズ・重量 長さ471×幅97×高さ296mm 4.5kg 切断能力 パイプ:外径130mm/木材:厚さ255mm(長さ300mm木工用ブレード使用時) ストローク ストローク数:0~3000min⁻¹ ストローク長32㎜ 電源 マキタ充電式 40Vmaxバッテリー レビュー記事 レシプロソーJR002GZをレビュー「世界最速スピード」は伊達じゃない! 通販の口コミ・レビューを確認する
筆者も去年購入しました。
お値段を度外視すれば、サイコーのレシプロソーです。
よく切れて、機能も充実してます。
いままで苦戦してた廃材の解体も、JR002GZのおかげで全然楽になりました。
とにかく、振動がほとんどないので、長時間つかっても疲れることなく作業ができます。
JR001GZとJR002GZのどちらか迷ってる方がいたらJR002GZを買った方が絶対に良いと思います。 -
ハイコーキ・セーバーソーCR36DA(NN)
- Amazon参考価格:30,000円(税込)
- セット価格:55,045円(税込)
筆者の評価 5.0 Amazon評価 4.4 セールスポイント
ツールレスでブレードの装着が簡単にできます。
変速モードも4段階あるので、作業に合わせてスピード調整が可能
36Vのタイプなので、切断スピードはダントツ!
マキタのJR001GZより切断が速いような気がします。
わたしも何度か使ったことがありますが工具メーカーのなかで、いちばん速く切れるレシプロソーがCR36DA!残念なとこ
レシプロソーの中でもトップクラスのパワーがありますが、重量もトップクラス。
片手で作業はできません。
また、低振動となってますが大きめの木材を切るときは、それなりに振動があります。サイズ・重量 457mm /251mm/101mm 4.5kg 切断能力 軟鋼パイプ130mm 塩ビパイプ130mm 木材120mm 軟鋼板19mm ストローク ストローク数:0~3000min⁻¹ ストローク長32㎜ 電源 マルチボルトバッテリー 通販の口コミ・レビューを確認する
わたしは、36VシリーズのなかでCR36DAがいちばん使いやすかったです。
このレシプロソーは、切断スピードが速い割に振動もすくない特徴があります。
木材を切るときは、無理に押し付けなくてもスイスイ切れます。
価格も、けっして安くはないのですが他社製品より少し安くなってます。
どんな材料も切断したいなと思ってる方にはおすすめです。
いまのところ、ハイスペックタイプのレシプロソーでいちばん出来がいいと思います。 -
マキタ レシプロソーJR001GZK(本体・ケースのみ )
- Amazon参考価格:36,800円(税込)
- セット価格:55,490円(税込)
筆者の評価 4.5 Amazon評価 4.4 セールスポイント
マキタのフラッグシップ レシプロソーです 。
JR002GZと比べても、体感的に作業スピードが遅いと感じることはありません。
むしろ、ビックリするくらい速いです!単管などの鉄パイプがザクザク材料を切ってくれます。
振動もかなり抑えられているので、取り扱いが楽です。ハイコーキのCR36DAと比べたことがないので何とも言えませんが、切断スピードは互角だと思います。
残念なとこ
36Vのバッテリー式なので、とにかくバッテリーの消耗が激しいです。
予備の電池を2個~3個用意しないと、長時間の作業ができません。
※36Vシリーズは、どのメーカーも電池切れが速くなります。
1日フル回転で使いたいのであれば3個バッテリーを揃えることをおすすめします。サイズ・重量 長さ457×幅88×高さ233mm 4.2kg 切断能力 パイプ:外径130mm/木材:厚さ255mm(長さ300mm木工用ブレード使用時) ストローク ストローク数:0~3000min⁻¹ ストローク長32㎜ 電源 マキタ充電式 40Vmaxバッテリー 通販の口コミ・レビューを確認する
ハイコーキのCR36DAと同スペックのレシプロソーで、よく比べられています。
わたしは、JR001GZとCR36DAを同時に比較したことがないのですが差はなかったように思います。
新型のJR002GZが販売されてますが、試し切で1回しか使ったことがありません。そんな理由があり、ランキングインで選んだのはJR001ZGとさせていただきました。
※このコメントは、JR002GZを購入する前に書いてます。 -
マキタ レシプロソーJR187DZK(本体・ケース)
- Amazon参考価格:39,500円(税込)
- セット価格:46,000円(税込)
筆者の評価 4.5 Amazon評価 4.3 セールスポイント
JR001GZの18V版がJR187DZです。
こちらも、単管(鉄パイプ系)の切断で使うと威力を発揮してくれます。
切断のスピードは、18Vシリーズで最強です。
JR001GZに及びませんが500g軽いので幾分使いやすくなっています。
ただ、鉄パイプを切るときに振動がダイレクトに腕に伝わるのでしっかり本体をもってないと狙ったとこを切れないときがあります。
慣れの問題ですが、最初は少し使いにくいと思うかもしれません。残念なとこ
パワーがある分、JR188DZに比べると重量があります。
また、長めのブレードを使うと左右にブレるのが気になるレシプロソーです。サイズ・重量 439mm 83mm H231mm 3.7kg 切断能力 パイプ130mm 木材255mm ストローク ストローク数:0~3000min⁻¹ ストローク長20㎜ 電源 マキタ充電式 18バッテリー 通販の口コミ・レビューを確認する
このタイプは、18Vでも切断スピード・パワーは問題ないのですが重量があるので選ぶときはAmazonの口コミを参考にしてください。
スピード・パワーに拘りすぎると「重くて使えない」なんてこともあります。
家屋などの解体を予定してる人向きです。
枝の剪定・粗大ごみの解体などオールマイティーに使いたい方はJR188DZの方がいいかと思います -
マキタコード式レシプロソーJR3051T(本体・ケースのみ)
- 価格:18,682円(税込)
- セット価格:18,682円(税込)
筆者の評価 4.0 Amazon評価 4.4 セールスポイント
JR3051Tはコード式のレシプロソーなので、パワーもトップクラス。
しかも、バッテリがない分このクラスにしては軽いタイプとなります。
充電式は、どうしてもバッテリーを揃えたりすると値段が跳ね上がります。
お値段を抑えたい、でも仕事や解体でバリバリ使いたいと言った欲張りな方はJR3051Tがおすすめです。残念なとこ
切断能力が高く、軽くて使いやすいのですが、コードがあるので電源がないとこで使えません。
また、コードがそこそこ長いので収納のときに面倒くさいのがコード式レシプロソーの欠点です。サイズ・重量 11.51 x 52.4 x 28.5 cm; 3.31 kg 切断能力 パイプ 外径 130mm 木材 厚さ 255mm ストローク ストローク数:0~3000min⁻¹ ストローク長30㎜ 電源 AC100V 通販の口コミ・レビューを確認する
解体の現場でよく見かけるレシプロソーです。
プロの解体屋さんに大変人気のあるレシプロソーなので、なんども借りて使ったことがあります。
パワーは折り紙付きで、軽い割によく切れます。
繰り返し使ったことがあるので、コード式を考えてる方には一押しのレシプロソーです。
レシプロソーの使い方
さて、レシプロソーの使い方ですが、材料を切るときは固定をしっかりしましょう。
固定されていないと、ブレードがかぶってしまい危ないです。
材料を固定しないときは、片手で扱うことのできるレシプロソーを使ってください。
塩ビ管や鉄パイプを切断するときは、基本クランプを使って作業をします。
クランプを使うと、本体を両手でしっかり押さえることができます。
まずは上記の図のシュー(ベース)を資材にピッタリ当て位置を決めます。
ブレードだけを押し付けて切るのは間違えです。
シューを当てたらスイッチを入れゆっくり切り始めて下さい。
ブレードだけを資材に押しつけてから切り始めると刃先が暴れてしまいます。
必ず先にシューを当ててから切り始めて下さい。
ブレードが暴れて切れないときは、
- 資材がしっかり固定されているのか?
- シューを材料に押し当てているか?
- ブレードが材料に食い込んでいないか?
を確認しましょう。
ブレードが極端に曲がっている場合もブレてしまうので、交換したのち作業に入って下さい。
材料を切ってるときにレシプロソーを前後に動かす
木材を切るときは、ある程度刃が入ったらレシプロソーを前後に動かしてください。
理由は、切断中におが屑が木の間に溜まってしまうからです。
おが屑が、詰まると切断に時間がかかり余計な負荷が掛かります。
本体を前後に動かすことによって、おが屑が切断面から除去されます。
また、レシプロソーは必要以上の力で押さえ付ける必要はありません。
押さえつけ過ぎると、刃を痛めてしまいモーターに負荷が掛かりすぎるので故障の原因となります。
適度な力で十分に切断することができます。
焦げた匂いがしたり、モーターが動かなくなったときは、押さえつけ過ぎてるかもしれません。
レシプロソー使用時の注意点
レシプロソーの使用方法の注意点ですが、安全防具などをしっかりつける事です。
簡単に扱える電動工具ですが、大型のレシプロソーは力がかなりあります。
とくに錆び付いた鉄パイプなどを切ると、破片が自分の体や顔にとんでくる場合も考えられるので、安全メガネを使ってください。
鉄屑が目に入ると、取るのが大変で痛いです。
また、ブレードが折れてしまって目の方に飛んでくることもあります。
レシプロソーは解体作業で使うと、自分の顔の高さで作業する状況も多いので、目に破片が飛んでくるのはよくあることです。
また、夏場でも長袖を着用してレシプロソーを使ってください。
レシプロソーで切った鉄くずは腕にも跳ね返ってきます。
けっこう、痛いときがあるので注意が必要です。
※摩擦で熱くなった鉄が腕に飛んでくるので火傷にも注意してください。
「保護メガネと長袖の着用」準備はしっかりとおこなってください。
質問です!
廃材を切るとき、レシプロソーより木工用のチップソーを付けてディスクグラインダーを使った方が速くないですか?
おっ!いい質問だね~!(笑)
よく切れるよ。
でも、絶対やめとけ・・・大怪我するぞ!
木工用のチップソーをグラインダーで使うとめちゃくちゃ危ない。
たしかに、知り合いで切ってた人もいたよな!
なにか問題でも・・・・( ;∀;)
うん、ディスクグラインダーは回転数が速すぎるんだよ。
あの回転数で切ってると刃が木材に食い込むときがあるんだ・・・
つまりキックバックだね。
グラインダーは物凄い勢いで跳ね返ってくる。
絶対やめといた方がいいよ!
廃材はレシプロソーがいちばん安全だ。
別ページでディスクグラインダーについて詳しく解説してます。
あわせて読んでください。
レシプロソーの使い方を動画で解説
レシプロソーの使い方を動画で解説しています。
使い方は簡単で、スキルもいらない電動工具ですが、いくつかのポイントを押さえておかないとレシプロソーをうまく使いこなすことができません。
また、間違った方法で使ってると故障の原因になるので初心者の方は動画も見て下さい。
レシプロソーについて「お悩み相談」Q&A
レシプロソーについて質問が多いことを当社の社長に尋ねてみました。
はじめてレシプロソーを使う方は参考にしてください。
まとめ
わたしは、廃材を切るとき・解体作業をするときに丸ノコとレシプロソーを併用して使ってますが、刃の交換を考えるとレシプロソーの方が使い勝手が良いです。
また、丸ノコは切る場所によって非常に危ないので、おいそれと使えません。
丸ノコは、解体作業で使ってるとキックバックすることもけっこうな確率であるんです。
その点レシプロソーは、切断工具のなかでは操作も簡単なので初心者でも安心して使えます。
解体だけでなく庭の剪定やゴミの処分をするときにレシプロソーが1台あると非常に便利です。
同じ電動のこぎりの中では材料をキレイに切ることはできませんが、準備がかんたんで安全性も高く設計されています。
ブレードを変えると木材以外にも金属・プラスチック製品・石膏ボードなどの材料をレシプロソー1台で切ることができるコスパが良い電動工具です。
用途に合った使い方をすれば安心で、スピーディー作業することができる便利な電動工具です。
カットで精度にこだわる方は、別ページでおすすめの丸ノコを紹介してます。
こちらのページものぞいてみてください!