スライド丸ノコLS610DZレビュー!買ってよかった7つのポイント
日下くん日下くん

社長!こんかいは、LS610DZのレビューです。

丸ノコが苦手な、アッシはいつもスライド丸ノコを使わせてもらってます。

ほんとに、つかいやすいですよね!

親方の甲斐田社長親方の甲斐田社長

おまえは、不器用だからな!丸ノコで、真っすぐに木を切るって意外にむずかしいだろう?

日下くん日下くん

そうなんです!アッシは、社長に「真っすぐに切る練習をしろっ」って言われたとき、何言ってんだこの人は?と思ったんですが・・・

いまだに、定規を使っても真っすぐにきれません。(汗)

親方の甲斐田社長親方の甲斐田社長

おまえは、根性曲がってるからな!

日下くん日下くん

・・・・・・( ;∀;)

まっスライド丸ノコは練習しなくても真っすぐに切れますしね!

ところで社長は、なんでLS610DZにしたんでやんすか?

親方の甲斐田社長親方の甲斐田社長

いや、つい最近まで20000円くらいで買ったDIY用のスライド丸ノコを使ってただろう?

あれが、やばいくらい使い物にならなくて・・・・

日下くん日下くん

あっアレね!なんであんなの買ったんですか?

親方の甲斐田社長親方の甲斐田社長

やすいからっ!(‘ω’)ノ

日下くん日下くん

社長っ!いつも丸ノコは少し良いの買えって言ってるじゃないですか?( ;∀;)

親方の甲斐田社長親方の甲斐田社長

いや、ほんとこんなに違うとは思わなかったよ!

数回つかって、あとは使ってない!(汗)

親方の甲斐田社長親方の甲斐田社長

まぁいいや!LS610の話に戻ろう!

なんでLS610にしたのかって言ってたよね?

軽くてコンパクトだからだよ!ほら、おれらって移動が多いだろう?たまに階段を使って工具を運ばなきゃいけないときもあるしね・・・

あと、18Vのバッテリが使えるスライド丸ノコって少ないんだよ!

日下くん日下くん

え?そうなんですか?

親方の甲斐田社長親方の甲斐田社長

そうだよ!マキタの18Vはたくさん持ってるからこれにしたよ!パワーも全然問題なし。

よし、こんかいはLS610DZを半年使った感想を書いてくれ!

DIY用スライド丸ノコとプロ用スライド丸ノコLS610どんなとこが違うのか?

その辺を細かく解説してくれる?

日下くん日下くん

承知いたしました!

DIY用のスライド丸ノコとどこが違うのか?

DIY用スライド丸ノコ ガイドフェンスが直角ではない

DIY用のスライド丸ノコもピンキリですが、以前買って損したスライド丸ノコと比べて一番感じたことは?

  • 精度です!

スライド丸ノコを「なぜ買うか?」と言われたら、ほとんどの人は精度にこだわりたいから買ったんじゃないでしょうか?

以前購入したDIY用スライド丸ノコは、ガイドフェンスが最初から直角ではありませんでした。

海外製の安価なタイプは、ガイドフェンスの直角が出てないことがよくあります。

プロ用のスライド丸ノコでは、この辺が狂ってる事は、まずないです。

安価なDIYモデルは剛性が低い

DIY用のスライド丸ノコは剛性が低いので左右に揺らすとグラグラする

次に、海外製の安価なスライド丸ノコは、ハンドルがグラグラしてるということです。

ハンドルを手前に引くとスライドボールの部分が硬くてスムーズではありません。

しかも、左右に動かすと少しグラグラします。

スライドさせると「ガタッ」と音がして、切り口に少し段差ができてしまいます。

最初は、そんなことがなかったのですが、長く使ってると急に出てきた症状です。

ぶつけた訳ではないのですが、半年ほどで切り口に段差が出てくるようになりました。

剛性とは?

曲げや、ねじりの力に対して歪まない性質

スライド丸ノコの場合、剛性が低いとハンドルを動かしたときにブレが生じる

DIY用のスライド丸ノコはチップソーが切れない

最後に、切断に関してです。

安価なスライド丸ノコに付いているチップソーは、とにかく切れません。

切断面もバリが酷くてハンドルを手前に押しても、なかなか前に進んでくれません。

切れ味については、チップソーを交換すれば改善できますが、純正のチップソーは酷いです。

純正のチップソーは、切れば切るほど材料の切り口がボロボロになります。

やっぱり、なんだかんだ言っても、20000円以下のスライド丸ノコはお値段それなりにと言った感じです。

ただし、DIY用のスライド丸ノコでも、もう少しお金を出せば、おすすめのスライド丸ノコはあります。

別の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

初心者におすすめのDIY用スライド丸ノコ5選

LS610DZを「買ってよかった!」と感じた7つのポイント

それでは、LS610DZを「買ってよかった!」と感じた点をご紹介します。

そのまえに、LS610は充電式の18Vになります。

よく、スライド丸ノコは100Vじゃないとパワー不足といった事を耳にしますが、LS610DZはパワー不足を感じることはありません。

もちろん、100Vや36Vのバッテリ式と比べると差はありますが、パワーがないなと思ったことはないです。

話が前後しました。

まずは、開封後のチェックからご紹介します。

ポイント1:各パーツにに狂いがない

宅配便で送られてきて、真っ先に本体のチェックをしました!

プロ用のスライド丸ノコは、当然と言えば当然ですが、どこをチェックしても狂いはありません。

安価なタイプのスライド丸ノコも狂いがあれば、調整し直せばいいのですが、初心者には少しハードルが高いのではないかと思います。

購入した時に、丸ノコは各部分の直角を測るのですが、ズレが全くなく「プロ用はやっぱいいな~」といつもおもってしまいます。

ポイント2:傾斜角度調整が楽

スライド丸ノコLS610DZは傾斜角度調整レバーが正面から楽に調整できる
ワンタッチで楽に角度調整ができる

LS610は切り込みの傾斜角度が左右45°できるようになっています。※左右プラス1°できる

とくに、LS610は傾斜角度をセットするときに操作が楽なとこが良いです。

切断位置から、回り込むことがなく傾斜角度固定レバーを操作できるからです。

DIYモデルの場合少し移動して手を思いっきり伸ばして傾斜角度固定レバーを触ることになります。

これが、文章で書くと説明が難しいのですが、簡単に言うとDIY用は無理な体制で傾斜角度レバーを調整することになります。

LS610は少し手を伸ばせば簡単にレバーに手が届きます。

細かいことですが、こんなとこも親切な設計になっています。

ポイント3:ストッパーアームで溝切も楽にできる

ストッパーアームで溝切の深さが調整できる

ストッパーアームは左右にずらすことができます。

ストッパーアームがズレると穴を塞ぎ、緑の矢印ボルトが一定の位置より深く切れないようになります。

これが、一部のDIY用スライド丸ノコの場合、非常に調整が面倒なものがあります。

LS610はストッパーアームを元の位置に戻せば、通常の深さの切断がワンタッチでできます。

溝切をしたい場合は、前回の深さと同じであればストッパーアームをずらして矢印のボルトが下に降りないようにすればいいのです。

このストッパーアームがないと、一々溝切の調整をすることになります。

非常にめんどくさい作業です。

ポイント4:ターンレバーのグリップが短くて邪魔にならない

LS610はターンベースのグリップが短く邪魔にならないのが良い!

このグリップが意外と邪魔になります。

機種によっては1,5倍くらい長いグリップもあるのですが直角で材料を切断するときに体にあたってしまうので「邪魔だな~」と思うときがあります。

また、このグリップ長いと、切断が終わり移動するときにズボンなどに引っかけてしまい、危うくスライド丸ノコを落としかけることがあります。

以前使っていたスライド丸ノコはグリップが異様に長く、LS610を購入した時に「あっ、これ短くていいな!」と買ってすぐに思いました。

ポイント5:LS610 チップソーについて

レーザー線で墨付けした場所を正確に切ることができるスライド丸ノコ

チップソーは、鮫肌が標準でついているのでバツグンに切れます!

切断面も文句なしです。

サンダーなどで、ヤスリがけする必要がないくらいキレイに切れます。

精度もバッチリです。

以前使ていたDIY用のスライド丸ノコは、スコヤをあてると、ほんの少し隙間ができてしまいます。

これは、ノコ刃の角度をいくら調整しても修正することができませんでした。

スライド丸ノコ用の刃と手持ち式丸ノコのチップソーは少し厚みが違います。

手持ち式丸ノコのチップソーを付けても問題ありませんが、できればスライド丸ノコ専用のチップソーを付けてください。

ポイント6:LS610の一番良いとこ!コンパクトで軽いこと

狭い後部座席にもコンパクトなサイズなので楽々

とにかく、コンパクトなとこです。

わたしは、実家で大工仕事をする機会が多いので、コンパクトで持ち運びがしやすい物を一台欲しかったのですが、ほんとに正解でした。

車に積んでも全く邪魔になりません。

これは、LS610の一番いい点です。

スペースがない車の後部座席でも積み込むことができます。

重量が軽いということ

スライド丸ノコでは一番軽いLS610

コンパクトだけじゃありません。重量は10.2kg!

男性であれば階段でも手にもって持ち運ぶことが可能です。

置き場所に困らない

コンパクトなLS610は53cm×33cm

コンパクトと言うことは、当然置き場所にも困ることがありません。

大型のスライド丸ノコは、結構なスペースを要しますが、LS-610は畳むと53cm×33cmになります。

ちなみに、高さは40cm見とけば大丈夫です。

以上がLS610を使った感想です。

ポイント7:LS610DZの精度は文句なし!

正確なスライド丸ノコであれば四隅がきれいに揃う

安価なDIY用のスライド丸ノコと決定的に違う点は

  • 高い精度がしっかりとでる

これが一番大事じゃないでしょうか?

たかいお金をだして買ったプロ用のスライド丸ノコなので精度は気になります。

さっそくテストしてみました!

LS610DZの精度は文句なしです。

マキタのスライド丸ノコはハイコーキに比べると精度が悪いと思ってたのですが、LS610DZはそんなことはありません。

45°の精度を見る

45°の精度が問題ないか、桝組をして試します。

突き合わせもバッチリです。

すこし、隙間が空いてますが腕と木材の歪みだと思います。

これくらいの精度が出れば問題なしです。

わたしの意見だけではなく、Amazonの口コミも参考にしてください!

けっこう、評価内容もいいみたいです。

18Vのスライド丸ノコで、これだけパワーと精度があれば当然といえば当然かもしれません。

Amazon LS610DZのレビュー

あると便利なスライド丸ノコの補助パーツ

  1. JEJアステージ サポートローラー 補助ローラー
    長めの材料を切るときに、補助ローラーがあると便利ですよ!
    高さを調整すると材料がグラグラすることがありませんし、ローラーが付いてるのでスムーズに材料をスライドすることができカットの効率がグンとアップします。
  1. マキタ(Makita) サブベースセット品 191B97-3

    サブベースは、定寸切りをするときに使います。
    同じサイズの材料をたくさん切りたいときに使うと非常に便利!

 

1回充電での作業量(BL1860Bの場合)

チップソーの違いで数値は異なります。

材料 サイズmm 切断量
メラピ H40×W180 約250本
フローリング材 H12×W180 約400本

※メラピ材とは?

メラピ材
引用:材木商店

 

南洋材(フィリピン・インドネシア・タイ・ミヤンマーなどの東南アジア)金褐色の光沢をもつ材料

用途は、幅広く家具・建具などに使われる。

LS610 製品仕様

スライド丸ノコLS610の製品仕様です。

購入の際は、下の表を参考にしてください。

主要機能 LS610
電動機 DCブラシレスモーター
バッテリー リチウムイオンバッテリ BL1860B(容量6.0Ah)
電圧 直流 18V
回転数 5,000min⁻¹(回転/分)
刃物寸法(使用できるノコ刃) 外径 155~165㎜ 内径 20㎜
切断能力

(高さ×幅:㎜)

ターンベース角度/ノコ刃角度 左45° 右45°
※36×150

(20㎜)

30×182

※55×150

(20㎜)

46×182

※20×150

(20㎜)

15×182

左右45° ※36×100

(15㎜)

30×127

※55×100

(15㎜)

46×127

※20×100

(15㎜)

15×127

右57° ※55×80

(10㎜)

46×98

ターンベース回転角度範囲  0℃~左47°、右57°
ノコ刃傾斜角度範囲  0℃~左右45°(46°切り替えレバー操作時:46°)
本製品寸法 奥行き495㎜×幅400㎜×高さ470㎜
質量 10.2㎏(BL1860B装着時)

まとめ

まとめです!

LS610DZは、さすがプロ用のスライド丸ノコ!

性能や操作性は素晴らしいです。

安価なDIY用のスライド丸ノコと比べると材料をセットして切るまで半分の時間で済んでしまいます。

やっぱり、レーザーマーカーがあると早いですよね!

早いだけでなく、正確に切れるのがLS610スライド丸ノコの一番良いとこです。

もちろん、精度もピカイチ!

また、幅の狭い木を縦引きで切るのに、もってこいの道具です。

仕事柄、丸ノコをいくつも持っていますが、ほとんどLS610を使っています。

さいごに、唯一の欠点を上げると少し高いということです。

これは、仕方ないかもしれません。