おい!日下っ!
はっはい!
おまえ最近ハイコーキのインパクト出しっぱなしにしてるな?
工具を扱ってるのに、道具を雑にあつかってるとは、どういうこったー!レビューは書いたのか?
ということで、また怒鳴られたのでレビューを書かせていただきます!(笑)
実は、WH36DCは入社祝いで買っていただきました。
10.8Vのインパクトドライバーは、なんどか使ったことがあったのですが・・・
いきなり36Vを使ったとき、少し怖かったです。
「なんだこれは?ビスを締める速さがぜんぜん違う!(汗)」 ビックリしたというよりも怖いくらいビスが食い込んでいくので、不器用なわたしは慣れるのに相当時間がかかりました。
やっと使いこなせるようになったので、WH36DCをレビューいたします。
WH36DAからバージョンアップした新型のWH36DCどこがどう変わったのでしょうか?
こんかいは変更点と、実際に約1年半使ってみた感想をブログで紹介します。
WH36DCのデメリット
いきなりデメリットから書いてきます。
とにかく、パワーがありすぎるので、強モードに慣れるまで少し時間がかかりました!
じぶん不器用なんで・・・
ビスの頭が吹っ飛んだり・・・
本体が重いので手がプルプルしてネジを隙間に落としてしまったり・・・
じぶん不器用なんで・・・
ネジを緩めようと思ってトリガーを引いたら逆回転してネジ頭をつぶしてしまったり・・・
じぶん不器用なんで・・・
不器用な人は、弱モードで試運転をして、徐々にモードをあげるようにしてください。
また、真っすぐにビスを打ち込まないと、すぐにビス頭が折れてしまいます。
実際、わたしも使い始めの頃に、なんどもビスを折ったことがあります。
もし、ビスが折れてしまったら抜くのが大変です。
そんな方の為に、ビスを抜くためのアイテムを紹介しときます。
じぶん不器用なんで、よく使ってます。
ビットがすぐに折れてしまう
ビスを打つ角度が悪いとビットの先端が破損してしまうことが、けっこう多いですね。
40V専用のビットを使うと、あるていどビットの破損は防げます。
また、上の写真に掲載してるカムアウト防止のビットは、ビス頭にしっかりとビットが食い付くのでビス折れも少なくなります。
ANEXなどから40V対応ビットが販売されています。
ANEX 黒龍靭ビット タフ 40Vインパクト対応 高靭性 高硬度 HRC62.5
WH36DCに限らず36Vのインパクトドライバーは重い!
「手にもったまま作業をすることが多いインパクトドライバー」
本体の重さは大事です。
36Vのインパクトドライバーは、やっぱり重いです。
重量が1.5kgを超えるので、腕をのばした状態でつかいつづけると辛いものがあります。
インパクトドライバーは作業の速さもだいじですが、ながくつかえば使うほど軽い方がいいなと感じてしまいます。
軽作業には全然向いていません。
木工も36Vは必要ないかもしれません。
うちの会社は大きなボルトを締めたり、はずしたりするため36Vはよく使います。
一般の方が木工オンリーで使うのであれば18Vのインパクトドライバーをおすすめします。
36Vは重すぎます。
「重いということ」これが最大のデメリットです。
初心者の方は、ハイコーキのWH36DCは必要ない!
初心者の方は、36Vのインパクトドライバは正直必要ないと思っています。
DIY・木工作業で使うなら、18Vあれば十分です。
ビスの締付けがメインであれば14.4Vでも事足ります!
- 毎日使う方
- ながいボルトを締める方
- 仕事で使う方
- お金持ちの方
- 大工さん
以上の方は36Vを選んでください。
他のページで、初心者の方におすすめのインパクトドライバを紹介しています。
新型のインパクトドライバを使った感想
それでは、じっさいに使った感想を書いていきます!
当たり前ですが、36Vシリーズフラッグシップモデルなので、パワーは申し分ないです。
正直、インパクトドライバは18Vで十分だと思っていました。
36Vはパワーがありすぎて、かえって使いずらいといった先入観があったからです。
インパクトドライバーを、あまり使ったことのない私は、WH36DCもなれるのに時間がかかりました。
しかし、慣れてくるとカムアウトすることが少なくて「あれっ?けっこう使いやすいのかな?」と不思議な感覚になりました。
やはり、ビットブレが抑えられてることが影響してると思います。
これだけ、回転数が上がっているのにブレがないので、120mm以上のビスも簡単に打ち込むことができます。
WH36DCに慣れると、今まで使っていた18Vのインパクトドライバの方がカムアウトしやすいのでびっくりしました。
それでは、次の章で旧型からの変更点と使った感想を合わせて書いていきます。
旧型と比べて(WH36DA)
それでは、旧型のWH36DAから、どの辺が進化したのか説明してみたいと思います。
まずは、見た目です!
ほとんど、変わらないと思ったのですが、よく見ると少しカッコよくなってます!
WH36DAは、全体的にもっさりした感じがしましたが、ヘッド部分はスリムになってスッキリしてます。
もう一つ、ガイドスリープ旧型よりも摘まみやすくなりました。
ビット交換がスムーズにできます。
ヘッドが114mm短縮
ヘッドが全長114㎜、旧型と比べて13㎜小型化してます。
重量はバッテリを装着して1.6kg、旧型と変わりません。
13mmの差は、ぱっと見わかりませんが、旧型と並べるとハッキリと違いがわかります。
見た感じも、かなりカッコよくなってます。
ハイコーキのインパクトドライバは、バランスが良いですよね!
同じ重量の他社製と比べるとより軽く感じます。
アンビルの振れが最大0.6㎜
ブレが少ないので正確にビスを打ち込む事ができます。
これって、画像では分かりにくいのですが、私が使ったインパクトドライバでいちばんブレが少ないと思います。
パワーがあるインパクトはビットブレが大きくなるとビスを折ったり・カムアウトが多くなります。
今回のバージョンアップ!私のような不器用な人間は、カムアウトが少なくなり助かります。
ビスを変なとこで折って、社長から叱られるのも減りそうです。
動画でブレを撮影してみました!
ハイコーキWH36DCとマキタのTD157を比較してます。
向かって左がハイコーキ・右がマキタ
締付け能力がアップ!
締付け能力は200N・m、前作は180N・m、20N・m上がってます。
締付けのトルクは、正直申し上げるとマキタのTD001が220N・mあるので、ビスをはやく打ち込むことできそうですが・・・・
そうでもなさそうです。
実はハイコーキには秘密があります。
締付けスピードは、マキタに負けていません。
微調整もしやすく低速回転時の作業効率が向上してます。
弱締がしやすくなった!
旧型は、弱でビスを締めるときに上手く打撃ができなかったのですが、新型は微調整ができるようになっています。
旧型はトリガーを弱く引くと、ロックが掛かり打撃ができなかったのですが、新型は弱く引いても、ゆっくりした間隔で打撃を加えてくれます。
文章では、上手く説明できないのですが・・・
簡単に言えば、弱締めでも微調整ができるようになったという事です。
旧型は、これができませんでした。
新型はロックしないで打撃を加えてくれます。
LEDが進化して明るくなった!
LED機能も進化し3灯LEDを搭載し、先端を360°照らします。
薄暗い場所での作業がスムーズに進みます。
WH36DAはLEDが1個でした。
旧型のLEDだと影ができますが、こちらは影ができません。
大工さんは、工事現場で曇りの日や日没後も、これだけ明るいと助かると思います。
少し明るすぎる気もします。(笑)
懐中電灯のかわりになります。
モーター音が少し静かになった!
旧型に比べてモーター音も少し変更されています。
高いモーター音って少し耳障りですよね?
トリガーを引くと「ウイーン!ウイーン!」ってする音です。
これが、少し静かというか高音が抑えられています。
旧型に比べると明らかに静かです。
ハイコーキの丸ノコを使ったときも感じたのですが、ハイコーキのモーター音って静かなんですね!
※静音モード時です!丸ノコの時も静かでビックリしました!
便利なアプリ機能
スマホと連動させることにより回転数や自分にあったフィーリングに調整できます。
この機能をBluetooth機能といいます。※アプリ機能を使用するには専用のバッテリーが必要です。
Bluetooth機能付きマルチボルト蓄電池(残量表示付)BSL36A18B
本来なら本体が連動するのですが、Bluetooth機能をバッテリーに入れることでコスト削減がはかれます。
重さも通常バッテリ(BSL 36A18)と変わりません。
ハイコーキアプリのWH36DC設定方法
①お使いのスマホに『HIKOKI TOOLS』をインストールしてください。
②バッテリーのボタンを長押しするとペアリングします。
③バッテリーの残量表示が青色に変わります。
④スマホの画面の右下に①という表記がでます。
⑤ニックネームが登録できます。
⑥バッテリー画像も登録できます。
⑦登録したバッテリーの情報を見ることができます。
⑧色々カスタマイズできます。
⑨自分のセッティングをいくつかセッティングできます。
※Bluetooth機能の使用上の性能と注意点
Bluetoothとは無線通信のひとつです。
Bluetoothの周波数帯は2.4GHzです。
干渉領域は約10mとなります。
御使用の前に干渉領域範囲内に産業、科学、医療機器等が使用されていない事を確認してください。
電波干渉が発生した場合には、場所を移すか無線通信をオフにしてください。
ホームセンターを3件回りましたが、売り切れでした。
ホームセンターで購入する場合には取り寄せになるかと思います。
早く欲しい方はネットオークションの方が早いのではないでしょうか?
詳しい設定の仕方はこちらへ ハイコーキアプリ設定の仕方
WH360DCメリット
マキタのTD001GRDXと比べられるインパクトドライバーです。
WH36DCとTD001GRDXを比較しながらメリットを紹介します。
ここからは、僕の意見です。
マキタのTD001GRDXと比べて
- 操作しやすい
- トルクは、TD001よりも弱いがトリプルハンマーが付いてるのでネジ締めは速い
- WH36DCの方が手に持ったときバランスがいい
マキタのTD001GRDX(40Vmax)よりも使い心地がいいです。
とうしゃに、来店する職人さんも同じような意見が多い気がします。
マキタのTD001は少し「じゃじゃ馬感」があってネジが締めにくいみたいですね!
わたくしも、社長のTD001GRDXを何度か使わせていただきましたが、「あっ!なれるのに少し時間がかかりそうだな?」と感じました。
フラッグシップのインパクトドライバについては、ハイコーキの方がいいと思います。
がっ!2022年いきなりマキタは、TD002GRDXを販売スタートしました。
TD001GRDXで、評判が悪かった点を改良してるみたいです。
TD001GRDXよりはWH36DCの方が明らかに使いやすかったのですが、新型と比べるとマキタの方がいいようです。
別ページでTD002GRDXとWH36DCを徹底比較してます。
あわせてみてください!
見た目を好みに合わせることができる
ブラックとグリーンの他にレッド、フォレストグリーン、ブルーの3色のカラーが追加されました。
これにプラスして5色のカラープレートが装着できるようになっております。
ボディのカラー5色にカラープレート5色、5×5で25通りの組み合わせができます。
たくさんの職人さんが集まる現場で、御自身の大事な電動工具が一目で分かるかとおもいます。
※カラープレートは別売りになっておりますので御注意ください。
こちらはレッドですが、他のカラーもあります。
WH360DC展開図
①蓄電池
②フック
③ハンドル
④正逆転ボタン
⑤モータ(内臓)
⑥プロテクタ
⑦ハンマケース
⑧ガイドスリーブ
⑨LEDライト
⑩スイッチ
⑪締付けモード切替スイッチ
⑫表示ランプ(上からソフト、パワー、ボルト【連発・単発】、テクス)
ソフト 細かい釘や化粧材にダメージを与えない締め付け力
パワー ねじや材料に合った、最大締め付け力を維持。幅広い用途に使用可能
ボルト【連発】 スイッチの引きしろが短く、最高速度の連続締付け作業に効果的
ボルト【単発】打撃を制御し締付力を抑制
テクス ねじの締めすぎによる頭飛びやねじの破断、空転がおきにくい
⑬ライトスイッチ
⑭無線連動/電池残量表示ランプ
⑮無線連動/電池残量表示スイッチ
WH360DC製品仕様
まとめ
ハイコーキのマルチボルトバッテリーは18Vと36Vの工具を共有できることが最高のメリットです。
ハイコーキのインパクトドライバーはマキタに比べると品数が少ないデメリットがあります。
しかし、性能・使いやすさにおいてマキタには劣ってません。
こんかい、レビューするにあたりマキタのTD001を意識して、バージョンアップしたんだなと感じました。
旧型は性能面で、マキタのTD001GRDXに負けているのでは?
と思っていましたが、大丈夫です。
ハイコーキWH36DC新型は負けていません!
機能面で、マキタはビットをワンタッチで装着できる「ワンタッチ装着ビット」が付いてます。
負けてると言えば、唯一このへんだけでしょうか?
まぁ、どちらにしろマキタを選んでもハイコーキでも買って損はありません!
しかし電動工具って奥が深いですよね?
今、使っているものに慣れてくるとワンランク上の物が欲しくなってしまいます。
今回はハイコーキのインパクトドライバーWH36DCを御案内させていただきました。