こんかいのレビューは、マキタのCL286FD!
2023年の1月に販売開始されたサイクロンクリーナーになります。
実を言うと、マキタの紙パック式クリーナーを自宅で愛用してるのですが、どうしても欲しくなり買ってしまいました。(^▽^;)
理由ですが、40Vmaxのクリーナーとスペックが全くかわらないと言うじゃないですか・・・
「そんな馬鹿な!なんの為40Vmaxのバッテリーを買ったんだ?大損じゃないか!」と思ったのですが後の祭りです。
もともと、40Vmaxは買う予定じゃなかったのですが掃除機だけは、パワーがあるタイプが欲しいので泣く泣く40Vを購入した経緯があります。
CL002GRDWは、文句なしのコードレスクリーナーでしたが、なんだか随分損した気がするのは私だけでしょか?
紙パック式とサイクロンの違いはあれど、CL286FDを2ヶ月使ってみて感じたことを解説いたします。
この記事を書いてる人
こんにちは、中古電動工具の取り扱いを専門とする株式会社アトラスの甲斐田です。私がレビューする電動工具は、最短で1週間から数ヶ月にわたって使用した私物のみです。
私のまとめ記事では、実際に何度も使用した商品を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。工具の買取業者として、耐久性が高く壊れにくい電動工具については深い知識を持っています。
私は価格も重要視していますが、特に使いやすさと丈夫さを重視した電動工具を選んで紹介しています。また、アウトドアが趣味なので、キャンプや釣りに適した電動工具やキャンプ用品についても情報を提供しています。
マキタ充電式CL286FDってどんなクリーナー?
CL286FDは、マキタの本体一体型サイクロンクリーナーです。
マキタは、クリーナーを数多く販売しています。
分類すると「40Vmax・18V・14.4V・10.8V・7.2V」5種類になります。
電圧が大きいほどパワーがあり、高性能なタイプです
CL286FDは、本来40Vmaxのワンランク下のグレード(ランクで言えば2番目)になるのですが40Vmaxのクリーナーと同スペック。
しかも、デザインや機能・スペックが全く変わらないのにお値段は少し安くなります。
これまでの、18Vの掃除機は吸引力も弱く音もうるさかったのですが、最上位モデルと同スペックの掃除機を出してきました。
マキタは、最近アウトドアや家庭で使える商品に力を入れています。
電動工具を家庭で使ってもらうために、18Vのクリーナーを切り札として世に出したんじゃないでしょうか?
とにかく、メチャクチャ出来のいいクリーナーです。
CL286FDは、メチャクチャ静かなクリーナー
家庭用のクリーナーとしてクリアーしなければならないのは「音」です。
電動工具といえば、物凄い音がするイメージがあるとおもいますが心配いりません。
CL286FDは、ビックリするほど静かです。
最強モードで使うと66dbなので、少し耳障りな程度です。
モードは4段階あるので、うるさいときはエコモードを使ってみてください。
エコモードであればアパートで夜使ってもお隣に気を使うことはありません。
うるさいと感じる音のレベルは?CL286FDのモーター音はうるさくないのか?
ちょっと横道に逸れますが・・・
騒音が煩わしいと感じるレベルは、個人差があります。
一般的に、60デシベル(dB)以上の音になると不快に感じる方が多いみたいです。
具体例を示します。
- 30 dB: 図書館のような静かな場所
- 40dB:静かな家庭地
- 50dB:一般的な会話の音量
- 60dB:エアコンの音:(CL286FDの最強モード)
- 70dB:掃除機
- 80dB:都市部の交通騒音
- 90dB:電動工具
- 100dB:摩耗したタイヤで走行する車
- 110dB: コンサート
- 120dB:雷の音
60デシベル以上の音は長時間聞くとストレスや不快感を感じます。
CL286FDは、最強モードで使っても66dbなので、短い時間使うのであれば、それほど耳障りではありません。
また、ダイソンのクリーナーより高い音がしないので、それほどモーター音が気になりません。
CL286FDのデメリット(残念なとこ)
40VmaxのCL003GRDWと同一スペックのCL286FDですが、残念な点がいくつかあります。
気になった5つのことを詳しく解説します。
サイクロンなので、重量があり少し疲れる
サイクロン式は、構造が少し複雑なので「紙パック式やカプセル式」に比べると本体が重くなる欠点があります。
付属のバッテリーを付けると、約1.7kgなのでお年寄りや女性が長い時間使うと腕が疲れるかもしれません。
対策としては、2.0Ah(BL1820)のバッテリーを付けると1.5kgまで軽くすることができます。
※セット品は、少し重量のあるBL1830 3.0Ahのバッテリーが付いてくるので軽量タイプBL1820を使うと疲れない
また、掃除機本体もサイクロンカプセルの分ながくなり、背の低い女性には扱いにくい欠点があります。
クリーナーを立てかけるスタンドを標準でつけて欲しい
マキタのクリーナーは、どのタイプも掃除機を立てかけるスタンドが付属されていません。
掃除機は立てかけるスタンドなどがないと簡単に倒れてしまいます。
わたしは、※RA36DA(サイクロン)を倉庫でつかってますが、一度倒れてしまいカプセル部分が破損したことがあります。
※R36DAはハイコーキのサイクロン掃除機です!別ページでレビューしてます。
あわせて見てください!
床がコンクリートなどの堅い材料でできてる場合は、専用のスタンドを購入するか、壁にフックをつけて保管することをおすすめします。
バッテリーの充電音がうるさい
家電メーカーのクリーナーに比べると、圧倒的に充電時間が短く、稼働時間が長いマキタのクリーナですが、大きな欠点が一つあります。
充電中の音が、けっこう煩いということです。
マキタの充電器は急速充電に対応しています。
セット品で付いてくるDC18RFは、充電音が静かな場所にいると気になってしまいます。
寝室やリビングで充電をすると、テレビの音や会話をするときに聞き取りにくいので廊下や玄関などにで充電した方がいいかもしれません。
けっこう気になるレベルなので充電をする場所を確保してください。
一箇所洗えないとこがある
マキタのクリーナーは、分解掃除が簡単です。
ただ、上の写真の部分が上手く洗えません。
洗えないことはないのですが、水に漬けたりすると内部に水が溜まってしまいます。
溜まった水を取り出すには、ドライバーを使って分解することになるので少し面倒です。
拭き掃除だけでも十分ですが、どうしても私の性格上この辺も丸洗いしたくなります。
※徹底的にキレイにしたいんですよね!
けっこう汚れる部分なので水洗いできるようにしてほしいです。
水が溜まっていても問題はないと思いますが、ちゃぷちゃぷ言ってると気になってしまいます。
マキタのクリーナーは、じゅうたんの掃除には不向き
マキタのクリーナーは、じゅうたん掃除に不向きです。
オプションで、じゅうたん用のノズルが2000円前後で販売されてますが余りおすすめしません。
じゅうたん用ノズルは、標準のヘッド部分にエチケットブラシがくっ付いてるだけです。
つまり、エチケットブラシを掃除機につけてゴシゴシやってるようなもんなので、とうぜん絡まった毛などを定期的に掃除することになります。
※ブラシのメンテは少し面倒ですがペットの毛は結構取れます!
家電メーカーなどで販売されてるパワーヘッドタイプ(先端ローラーがスイッチを入れると回転するタイプ)じゃないと女性は、重くて掃除ができないと思います。
CL286FDはフローリング・畳などで使うタイプになります。
CL286FDのメリット(優れているとこ)
マキタのハンディクリーナーは、お世辞にもデザインが良いとは言い難いのですが
- 吸引力がある
- バッテリーが優れてる
- 工具メーカなので丈夫である
などの家電メーカーより優れた点がたくさんあります。
なにより、価格が安いこととバッテリーを一個持ってると色々な工具で共有できるのが魅力の一つです。
それでは、CL286FDの優れてる点をいくつか紹介します。
ハンディタイプのクリーナーで、パワーはトップクラス
上の動画でCL286FDを実際に使ってみてレビューしています。
※良ければ見てください!
吸引力は文句なしです。
サイクロンは、吸引力が弱いといった固定観念があったのですが全く問題なし!
大丈夫です!
- お菓子の食べかす
- 髪の毛
- 泥や砂
面白いように吸い込んでくれます。
さすが、工具メーカーの掃除機!仕事吸引力が100Wあるのでハンディタイプで最強の分類に入ります。
パワーに定評があるハイコーキのサイクロンR36DAより吸引力が強いのがハッキリわかります。
バッテリーが優秀で、稼働時間が長く充電時間が圧倒的に短い
電動工具メーカーの掃除機は、充電時間が圧倒的に短いメリットがあります。
18V(BL1830)の充電時間はわずか20分程度で満充電になります。
家電メーカーの掃除機より実用的で、バッテリーを二つ持ってると、片方がバッテリー切れになっても連続して使うことができます。
実質、15分間掃除できます。
もし、充電容量が多いBL1860Bを予備で持ってると22分も使えます。
家電メーカーのハンディクリーナーと比較にならないほど長く使うことができるのです。
バッテリーは、容量の多い6.0Ahを使った方が便利
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使用時間が2倍になるBL1860B
CL286に付属してるバッテリーは、容量が少ないタイプです。
稼働時間が7分程度しか持たないので、容量の多いBL1860Bを購入するのがおすすめ!
お値段が少し高く重くなりますが、最強モードで使っても15分間掃除機を動かせます。
予備のバッテリーが欲しい方は購入を検討してください。
※マキタのバッテリーは純正品でない商品がたくさんあります。
互換バッテリーについては、よく調べて選ぶようにしてください。
おすすめは、Enelifeです。
わたしも使ってますが、純正品とかわりありません。
マキタ互換バッテリー18V Enelife製をAmazonで探す
スイッチ式なので指が疲れない
個人的な意見ですがトリガー式とボタン式を比べると、使いやすいのはボタン式です。
トリガー式は、スイッチを指で押したままで、掃除機を5分以上動かしてると指が疲れてしまいます。
掃除機は、小まめにボタンを入り切るする場面が少ないのでボタン式で十分です。
ボタン式の方が、トリガーの操作が必要ないので掃除に集中できます。
パイプの取り外しが簡単
同じ電動工具メーカーで、何かと比較されるハイコーキのクリーナーと比べても使いやすさは抜群に良いです。
ハイコーキのサイクロンクリーナーは、パイプを取り付けにくく上の写真のような矢印がありません。
これって結構だいじな事で、取り付ける向きが悪いとヘッドが斜めになってしまいます。
マキタのCL286FDは、取り付けと取り外しがワンタッチでできるので組み立てと分解が簡単にできます。
メチャクチャ静か
冒頭でも書いてますが、とにかく静かなクリーナーです。
4段階あるモードの中で、最強モードは音が気になりますが、弱から強モードであれば、夜アパートなどで使っても問題ありません。
高いモーター音もしないので、隣の部屋に聞こえることはないと思います。
とにかく、静か!
電動工具メーカーのハンディクリーナーを一度使ってみてください。
どんな人に向いてるクリーナー?
CL286FDは、家庭やオフィスでハンディタイプの掃除機を使ってみたい方におすすめです。
毛足の短い絨毯であれば、ゴミをガンガン吸ってくれます。
また、ご家庭のリビングが無垢のフローリンでしたら絶対おすすめです。
パワーがあるので、無垢の間に入ってる取れないゴミもあっという間に取り除いてくれます。
マキタサイクロンクリーナーCL286FD
本体一体型のサイクロンクリーナーです。
色は「ホワイト・オリーブ」の2色になります。
セット品は、本体・充電器・バッテリーが1個ついています。
家電メーカーの掃除機より価格が安く、充電時間は約1/3以下と圧倒的に短くなっています。
もちろん、パワーと使用時間も引けをとりません。
電源 | 仕事吸引率 | 使用時間 |
---|---|---|
18V マキタBL1830 | 100W | BL1830 8分~38分 BL1860B16分~76分 |
サイズと重さ | 集じん容量 | yahooショッピング参考価格 |
1,106×113×177 1,7kg | 250ml | 35,829円(税込み) |
CL286FD別売りのアタッチメント
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makita純正バッテリーBL1860B
バッテリーは、2個持ってるとお掃除の時間が倍になります。
また、別の電動工具でも使うことができるので「クリーナーとブロワー」「クリーナーとエアダスター」のような組み合わせで使うと便利で掃除が楽しくなりますよ! -
急速充電器DC18RF
マキタの急速充電に対応した充電器です。
少し音がうるさいのですが、makita純正のBL1830バッテリーであれば、20分で満充電が完了します。 -
フロアーカーペット用ノズルヘッド
じゅうたんを掃除するときに使います。
エチケットブラシと同じ要領でペットの毛などを効率よくとってくれます。
定期的な掃除が必要ですが、じゅうたんやソファーなどのゴミがビックリするくらい取れます。
ペットをクルマに乗せてる方は、おすすのオプション品です!
他にも、以下のような付属品があります。
- 切替ノズル
- シートノズル
- じゅうたん用ブラシ
- ラウンドブラシ
- 棚ブラシ
- フレキシブルホース
- ロック付きクリーナ用伸縮フレキブルホース
- HEPAフィルター(掃除してなんども使える)
- ストレートパイプ
- クリーナー用ソフトバック
ブロワを持ってるとクリーナーの掃除が楽になる
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マキタブロワ―UB185D
サイクロンクリーナーは、フィルター部分の掃除をするときブロワ―があると便利です。
ブロワ―があるとクリーナーの掃除だけではなく、クルマの洗車やお庭掃除にもつかえるのでセットで買うと室内だけでなく野外の清掃にも役立ちます。・Amazonで最安を探す
・yahooショッピングで最安を探す
・楽天市場で最安を探す
マキタエアダスタ― AS180DZ
ホントは、エアダスタ―をおすすめしたいのですが、価格が高くてネット通販では在庫がございません。
けっこうなお値段するのに人気があるんですね?!
ブロワーではなく、エアダスタ―になりますが埃を飛ばすには最適の電動工具です。
18Vのバッテリーで使えるので、CL286FDとセットで持ってると年末の大掃除に一役かってくれます。
Amazonで最安を探す
yahooショッピングで最安を探す
楽天市場で最安を探す
別ページでおすすめブロワを紹介してます。
あわせてみてください!
まとめ
こんかいは、makitaのCL286FDをレビューしました。
CL286DFは、電圧が40Vmaxに比べると低いにも関わらず、スペックが全く変わりません。
40VmaxのクリーナーCL002Gを買って損をしたと思ってます。
先に、18VのCL286FDを世に出してくれれば、40Vmaxのバッテリーを買うことなかったのに・・・と悔しい気もします。
と言うのも、もともと私は18Vユーザーで40Vの電動工具に批判的でした。
バッテリーを2種類揃えることになるからです。
しかし、クリーナーだけは吸引力のあるタイプが欲しいと思い泣く泣く40Vmaxを買った経緯があります。
マキタから「新しい18Vのクリーナーが出る!しかも、40Vとパワー性能が全て一緒だ!」と聞いたとき・・
「まじかっ?18Vで40Vと一緒?そんなバカな・・・買って損した!」
マキタ、きたねーなーとも思ったのですが、よく考えるとそれだけ企業努力をしていい製品を出してきたと言うことです。
マキタってやっぱりすごいメーカーなんですね!