マキタJR189DRGXをレビュー「JR188D・JR184」と徹底比較
こんかいは、JR189DRGXのレビューです。
人気のハンディタイプレシプロソー「JR184DRG・JR188DRGX」と比べながらご紹介いたします。
というのも、この3タイプは用途が似ていて、どれを選んでいいのか分からない方も多いんじゃないでしょうか?
- 剪定で使いたい
- 振動が少ないレシプロソーが欲しい
- 単管タイプもストレスなく切りたい
- 粗大ごみの処分で使えるレシプロソーを探してる
- 軽くてパワーのあるタイプを探してる
以上5つの条件を満たすのがJR189DZです。
こんかい紹介するJR189DRGXは、小型レシプロソーで完成度がいちばん高いと言っていいでしょう!
わたくしが太鼓判を押します。
3機種を仕事や趣味でつかってるので詳しく解説いたします。
※以下
- JR189DRGX(収納ケース・バッテリ×2・充電器)→JR189DZ(本体のみ)
- JR184DRGT(収納ケース・バッテリ×2・充電器)→JR184DZT(本体のみ)
- JR188DRGX(収納ケース・バッテリ×2・充電器)→JR188DZ(本体のみ)
で短縮して表記いたします。
[cc id=16126]JR189DRGXとは?
マキタから2022年に販売された小型のレシプロソーです。
特徴は
- ブラシレスモーター採用
- 低振動機構
- 工具レスブレード交換機能
- 角度変更が可能なシュー
- 防滴・防じん機能
- LEDライト装備
などの機能が採用されています。
コンパクトなレシプロソーですが切断能力も比較的高いレシプロソーです。
JR184DZTとJR188DZとの比較一覧
機種名 | 1:切断スピ―ド | 2:操作性 | 3:価格 |
---|---|---|---|
JR189DZ | 3 | 5 | 3 |
JR184DZT | 2 | 3 | 3 |
JR188DZ | 4 | 3 | 3 |
ざっとですが、3機種の比較表を5段階評価で作ってみました。
わたしの主観ですが3ヶ月以上使ってるので参考になるかと思います。
ここから表をもとに詳しく解説します。
※別ページで、JR184DZTとJR188DZのレビュー記事あります。
あわせてみてください。
1:「切断スピード」を3機種比べてみた!
切断スピードは、みなさん気になるとこですよね?
動画を見れば文書を書く必要がないので、アップしました。
条件が同じになるように、ブレードとバッテリーを使いまわしてます。
切ってる材料は105mm×105mmの杉!
ダントツに速いのは、JR188DZです。
ハンディタイプといっていいのか微妙なレシプロソーですが、やっぱ速いですねー
3機種の中では群を抜いてます。
2「操作性」がいいのはダントツでJR189DZ!
操作性及び使い勝手は、JR189DZがダントツです。
- ハンドルとトリガーの位置
- トリガースイッチの引き心地
- 振動(低振動機構)
の3点が従来のレシプロソーより良くなってます。
[char no=”2″ char=”カイダ社長”]JR188DZ・JR184DZTが決定に違うのは振動です。
ここから、「低振動機構が付いてる恩恵」ついて詳しく解説します。
[/char]「低振動機構」が付いてるJR189DZは3機種のなかでダントツの使いやすさ!
3機種の中で、JR189DZだけに付いてる機能といえば「低振動機構」です。
この低振動機構が付いてるだけで、レシプロソーは使いやすさが全然違ってきます。
そもそも、レシプロソーは大型になればなるほど振動が激しくなります。
振動がダイレクトに腕へ伝わると、疲れるばかりか本体のコントロールが難しくなる欠点があります。
コントロールが 難しいレシプロソーにはどんなデメリットがあるのでしょうか?
次の章で解説します。
振動があるレシプロソー 鉄パイプなどを切断するとブレが激しくなる
3機種のなかで、いちばん振動があるのはJR188DZです。
JR188DZは、鉄パイプを切ろうとするとき初動でブレードが左右にブレることがあります。
振動が激しいレシプロソーは、ブレードが鉄パイプに食い込むまでかなりの力でレシプロソーをコントロールしないといけません。
また、シューが少しでも鉄パイプから離れると本体が「ガクガクッ」と前後にブレてしまいます。
本体と材料が同時に振り回されるので、しっかりと抑える必要があります。
これが、振動が激しいレシプロソーの嫌なとこです。
JR188DZたしかに、切断スピードが速くて鉄パイプもサクサク切ってくれる良い面もありますが、長時間使うと、けっこう疲れてしまいます。
JR188DZは、ワンハンドタイプとなってるが・・・・
JR188DZは「ワンハンドタイプ」となってますが、実のところ材料によってはワンハンドで使うのは無理があります。
なまじパワーがあるので振動が加わると片手だけで操作するのが困難です。
鉄パイプなどは、やはりクランプなどで固定して材料を切らないと振動が大きくて使いづらい機種といっていいでしょう。
その点JR189DZは、振動が抑えられてるので反対側の手で材料を押さえて切るのに向いています。
これこそ、ワンハンドタイプと呼ばれるべきレシプロソーです。
JR188DZに比べ切断スピードは劣りますが、片手で楽に切ることができます。
このページを見てる方で、枝を切ったことがある方いますよね?
振動が大きいと、枝がブルブルと揺れて切りにくいと思ったことありませんか?
JR189DZは、他のレシプロソーに比べると全然ブレることがありません。
ストレスなく切れます。
あえて、JR188DZと比較しましたがJR184DZTも小型レシプロソーのわりに振動が気になるレシプロソーです。
JR189DZを使った後にJR184DZTを使うと、振動の大きさが際立ちます。
振動が大きなレシプローの欠点 其二
振動があるレシプロソーは、他にも取り回しが悪いと感じることがあります。
「高い場所にある材料を切るとき・腕を伸ばしたとき」です。
腕を肩から上にあげると、更に振動があるタイプは使いづらく感じます。
本体の重さが腕にのしかかり+振動も加わるので、長時間使うと疲労感が全然ちがいます。
剪定などでレシプロソーをよく使う方は、振動が少ないJR189DZを使った方が作業が楽になるということです。
トリガーの位置が絶妙でバランスがいいJR189DZ
次にハンドルとトリガーの位置です。
JR189DZは、ハンドルが本体の中心付近にあるので持ったときのバランスが非常によくなてます。
持ったときに、重量のわりに「意外と軽いな・・・」と錯覚してしまいます。
3機種のなかで、手に持ったときバランスがいいのは、まちがいなくJR189DZです。
一方のJR184DZTは、どうでしょう?
バッテリー側のハンドルを握ったとき、ヘッド側に重心があるため「意外と重いな・・・」と感じます。
重量は、JR184DZTより500g軽いのですがお世辞にもバランスがいいとは言えません。
JR189DZが、バランスが最も良いと感じるのは本体を立てたときです。
剪定をするときレシプロソーを上向きにして使うことが多いかと思います。
JR189DZは、この角度で材料を切るとき他の2機種より使いやすくて疲れません。
理由は、バッテリーが本体の真下にくるからです。
インパクトドライバーと作りが似てませんか?
インパクトドライバーも手に持ったときトリガー付近に重心があるので凄く使いやすいですよね?
インパクトとそっくりなJR189DZは、高い位置の枝などを切るのに適してます。
バランスが最悪なのはJR188DZです。
ハンドルの位置も悪く剪定作業に向いてません。
JR188DZは、3機種のなかでいちばんバランスが悪く腕を伸ばしたりするとすごく重く感じます。
トリガースイッチもJR189DZが操作しやすい
さて、さいごにトリガースイッチです。
トリガースイッチが気に入らないJR184DZTと比べてみます。
アカ〇で囲んだ部分を確認してください。
少し形が違いますよね?
どちらが使いやすいか先に答えます。
トリガーを引きやすいのは、JR189DZです。
JR184DZTは、ボタンの形が滑らかな曲線になってるのが確認できると思います。
これが、良くなくて指の引っかかり具合が悪いんです。
トリガーボタンが硬いのも良くありません。
1分ほど引きっぱなしにしてると、指が疲れてく欠点があります。

(指先が疲れないJR189DZ!トリガーの形状も工夫してる )
写真をみると一目瞭然ですよね?
細かいことですが、トリガーの形が違うだけでJR189DZの方が全然使いやすくなってます。
[/char]価格は、本体のみの購入でカバー
価格差についてですが、JR188DRGXとJR189DRGXは定価で86900円の同額です。
JR184DRGTは、60,100円なので26,800円以上の開きがありますが、JR184DRGTはバッテリーが1個だけなので間違いがないようにしてください。
マキタのカタログを見ると、BL1860Bは定価で24,400円しますので実質2,400円の差になります。
2400円の差であれば、やはりJR189DRGXを買った方が絶対お得です。
また、ネット通販を見るとAmazonで本体のみの価格が
- JR184DZT →18900円
- JR188DZ→23,480円
- JR189DZ→ 24,000円
となってます。
電動工具は、人気があると値段が高くなるので、値上がりする前に買っとくのもアリです。
わたしの予想ですがJR189DZは、もう少し高くなると思います。
JR189DRGXのちょっと残念なとこ
JR189は、欠点の少ないレシプロソーです。
唯一の欠点と言えば・・・
シューの調整ができないこと。
詳しく説明します。
シューの長さを調整できない
JR189DZは、シューの長さを変更できません。
わたしは、廃材パレットをコンクリ―トに置いて切るときがありますが、長さ調整できないとブレードが地面に当たってしまうことがあります。
刃先に障害物があると、誤ってブレードをぶつけてしまう場面が結構あるんです。
これで、よくブレードを曲げてしまいます。
「JR189DZはシューの長さを調整できない!」
これが唯一の欠点です。
速度調整が付いてない
速度調整が付いてると100点満点のレシプロソーだったのですが・・・
残念ながら付いてません。
普段は不便だなと思うことはありませんが、鉄パイプを切る初動のときだけ速度調整が付いてると有難いと思うときがあります。
鉄パイプやステンレスのパイプを切るとブレードがどうしても暴れてしまいます。
トリガーで、スピードコントロールできますが、どうしてもトリガーを思いっきり引いてしまう癖がついてます。
絶対必要な機能ではないので、この辺は仕方ないでしょう!
JR189DRGXの良いとこ
[char no=”2″ char=”カイダ社長”]この辺は、3機種の比較で詳しく解説したのでサラッと流します。
[/char]低振動機構付き
振動の違いは文章で伝わりにくいので3機種を比べた動画を撮影しました。
短い動画なので見てください。
工具レスブレード交換
ブレードは、ワンタッチで交換できます。
取付も簡単で差し込むだけです。
ブレードの交換を頻繁にする人にとっては、有難い機能です。
ワングリップ仕様
グリップは、3機種の中でいちばん持ちやすくなってます。
ワンハンドタイプなので、切断する対象物が「狭い場所・高い場所」でも楽にで作業することができます。
片手しか届かない場所を切るとき便利ですよ!
JR189DRGXの最安を探す
-
JR189DRGX(マキタ)
- Amazon本体価格:
- 24,000円(税込)
- セット価格:66,800円
Amazon評価 4.7 筆者の評価 4.8 電源 18Vバッテリー式 切断能力 パイプ:外径130 木材:厚さ255(全長300mm木材用ブレード使用) ストローク数min⁻¹ 0~3100 ストローク長mm 22 寸法 410×81×182mm 重さ2,5kg 機能 低振動機構付き・LEDライト・ブラシレスモーター・防滴防じん・角度可動シュー 工具レスブレード交換・ワンハンドグリップ仕様
関連記事 レシプロソーのまとめ記事→「レシプロソ-おすすめランキング「最強プロ用・DIY用」厳選11選」 ネットショッピングで最安を探す
JR189DZ(本体のみ)を探す
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JR189DZ本体のみ
収納ケースは別売りです。
本体最安は、ブログを書いてる時点でTOOL-PLEASUREさんの18383円です。
yahooショッピングで販売されてます。 -
枝切用ゼットソーの替え刃210mm P3.0 20103
枝を切る方は、これ一本持っとけば事足ります。
切断スピードも速くよく切れるのでおすすめです。
枝切・竹の切断なんでも切れます。 -
ゼットソー替え刃 木材太枝用300mm P3.5 20110
厚めの木材を切るときに使うと重宝します。
切れ味も素晴らしく、作業時間が短縮できます。
ゼットソーは、ノコギリのメーカーなのでブレードも定評がありおすすめです。
ワンハンドレシプロソーJR189DZ・JR184DZT・JR188DZを動画で徹底比較
この記事の内容を動画でわかりやすく解説してます。
JR189DZ・JR184DZT・JR188DZを、わたしが徹底比較してますので見てください。
まとめ
まとめです。
こんかいは、小型レシプロソーで人気機種JR184DZTとJR188DZを比べながらJR189DZをレビューしました。
JR188DZとJR184DZTの欠点をよく研究して、JR189DZは作られてると思います。
後発販売のアドバンテージを十分活かした造りは、さすがマキタとしか言いようがありません。
正直、JR189DZが最初に出てれば、JR188DZとJR184DZTを買わなかったと思います。
こんかいは、低振動機構に焦点を当てて3機種を比較しました。
レシプロソーは、どのタイプを使っても振動が激しいタイプは使いにくいと感じる電動工具です。
JR188DZも184DZTも悪いレシプロソーではないのですが、どうしても振動が気になります。
因みにですが、わたしの妻に3機種を使ってもらったら、JR188DZは「怖くて使えない」と言われました。
そのあと、JR189DZを使ってもらうと「これだったら、わたしでもなんとか使える!」といってます。
女性・年配の方でも楽に使えるレシプロソー「JR189DZ」は小型タイプの最高峰と言っても過言ではないと思います。
最後になりましたが、別ページでおすすめのレシプロソーを11機種紹介してます。
JR189DZもランキングインしてますので、覗いてみてください。